飲酒歴40年、断酒歴5年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、向上心だけは人百倍・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
僕はヴォーカリストでもありますが、
楽器を弾かないで、声だけで演奏することはほとんどありません。
一番多いのは、いわゆる弾き語りという演奏スタイルで、
ピアノを弾きながら歌を歌います。
この技は多くの人から、
同時に二つのことをこなしていると理解され、
えらく、感心されることが多いのですが、
実際には、そんなに難しい技ではありません。
実際には、自分の音程の自信のないところを、楽器で補うことができるので、
むしろ、楽な歌唱法といっていいと思います。
でも今日は幸いなことに、
ピアニストに伴奏してもらって僕は歌だけに専念する演奏機会をもつことができました。
3曲、お手合わせをお願いしましたが、
やはり、1曲目よりも2曲目、そして3曲目と回を重ねるたびに、
やり方が飲み込めるようになり、自由に歌えるようになりました。
僕が伴奏に合わせるのではなく、僕は歌いたいように歌い、
そしてその僕の思いを最大限に活かすべくサポートしてもらうことが、
一番大事であることが分かりました。
考えてみれば、僕は23歳から33歳までプロのピアニストとして生計を立てていましたが、
そのころの僕の演奏活動の中心は、
僕の勤めていたラウンジに遊びに来たお客さんの歌の伴奏をすることでした。
そしてその時、僕はこれから歌うお客さんに、
お好きなように歌ってください、僕が合わせますから、とアドバイスをしてました。
30年前に他の人に言っていたアドバイスが、自分に対するブーメランとして戻ってきました。
おもしろいですね、人生って。
僕たちにとって時間は一方通行のはずですが、
歌う人間と伴奏する人間という役割の中で、
僕は時の旅人になっていたようです。
断酒ライフを継続して、もっと長生きしてやろうと思います。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。