僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ダッタン人の踊り 僕の原点の一つ

飲酒歴40年、断酒歴2年と9か月、不良初期高齢者、リスボン、(まーだまだ)59歳。

本日もリスボンの、ちょっとほろ苦く?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。



時々このブログでも書いていますが、
僕はクラシック音楽が大好きです。

クラシック音楽といっても好みは少々偏っていまして、
バッハ以前の音楽か、
シェーンベルクストラヴィンスキー以降の近・現代音楽が好きで、

いわゆる古典派やロマン派の音楽は少し僕の中での重要度は低くなります。

でもモーツアルトチャイコフスキーは大好きですし、
眉間にしわ寄せながらベートーヴェンブラームスを聴くのも大好きです。



で僕のクラシック音楽好きの原点の一つが、

ボロディン作曲、「ダッタン人の踊り」という、
オーケストラ曲で、

もともとはバレーの中の一曲です。


非常に分かり易いメロディーが奏でられる、
クラシック音楽の入門用の曲としてもよく選ばれる曲です。


中学の時に初めてもらったお小遣いで買った、
当時出始めた、
1枚、千円の、廉価版のLPレコードの中に収められていました。


今と違って、
情報メディアが限られていましたから、
好きな音楽が楽しめるとあって、
それこそレコード盤の溝が埋まってしまうのではないかというくらい、
繰り返し、聴きました。


この曲は、現在の僕の音楽の好みからすれば、
相当に甘々の選曲です。

音楽的な緊張感よりも聴きやすいメロディーや和音にあふれています。


でもこの頃、時々、ふと聴きたくなります。

そして、この甘々の甘美さに浸りながら、
少しばかり、ウルウルしています。


60前のじじぃが、まぁ、ホンマに気色の悪いことですが、

ある意味で感性が赤ちゃん返りをしているのかもしれません。

また別の意味では、経験を積んだ感覚であればこそ、さらに新たな魅力を見つけているのかもしれません。


以前は、酒を飲みながらの音楽鑑賞が最高の楽しみの一つであると考えていましたが、

今では、クリアーな感覚でこそ音の世界の最奥の楽しみを追求できると思っています。


何といわれようと、断酒ライフ、最高です。


いつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。