僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日の発見 力の抜き方

飲酒歴40年、断酒歴2年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、わかったつもり・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


先週は展覧会の搬入および展示作業に頑張ったので、
スケジュールが変則的に推移したため、
少しばかりピアノの練習をさぼっていました。


明日(水曜日)、京都のライブハウスでライブを予定しており、

また土曜日には大阪のとあるパーティーで演奏することになっていますので、

先週のさぼりを取り返すべく、
今日は朝、30分ほどピアノの基礎練習を行い、

そして仕事場では、
授業と採点を終えたのちに、応用練習を行いました。


ジャズの場合、
技巧を見せつけるかのような、
目の回るパッセージ(細かいフレーズ)が一種の聴かせどころになることが多いのですが、

しかしあまり技巧に走ると、
音楽というよりもスポーツのようになってしまいます。


そこで大人の感覚を生かした演奏では、
いい意味での手の抜き方、力の抜き方が、

ホンマの意味でのプレイヤーのセンスを表すことになります。


今日の仕事場での練習の際に、
少しばかりこのことを意識して演奏してみました。


そして、
次から次へとフレーズをつないでいくのではなく、

所々で適度な間や、
時には意表を突くような隙間の開け方を取り入れることで、

大人のセンスが発揮できる、ちょっとシャレオツなプレイができた一瞬がありました。


力んでばかりいると、
表現する側も楽しむ側も疲れますよね、必要以上に。


ということで、力の抜き方って、結構、表現行為の中核にある重要な要素であることが少しわかりました。


たぶん、少しばかりこじつけですが、
断酒ライフも似たようなところがあるような気がします。


もちろん、入門したての頃は、
それこそ酒の近くには絶対近寄らないくらいの力の入れ方が有効ですが、

しかしそのような力みはいつまでも続かないと思います。

楽に、心軽やかに続けられる断酒ライフ、

僕たちが生き続けるために至るべき境地の一つは、
そんなところでしょうね。


力を入れるところは必要十分に踏ん張り、
抜くべきところは力を抜く、

そんな生き方でダブル還暦を目指しましょう?
(って、120歳?)


いつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。