飲酒歴40年、断酒歴2年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。
本日もリスボンの、勝手に評論家・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
M1の出場者二人が個人的なSNSの中で審査員に対して暴言を吐いた問題、
まだまだ解決の糸口が見えないようです。
でも奇妙なことは、
解決の糸口が見えないといっても、
当の二人が仕事が干されるだけの話で、
いうたらそれで解決しているといえばしているようなもんですよね。
周囲や、安っぽいメディアがことさら煽っている感じもあります。
そしてその安っぽいメディアの情報を喜んで受け入れてしまう僕たちにも問題はありそうですけど。
で、あの時、
ジャンルは何であれ、芸事の評価は難しいものだということを書きました。
今日はその続編というか、
お笑いに関する僕の個人的な好みについて書きます。
僕は、M1でついに優勝できなかった二組の漫才コンビが結構、気に入っています。
それは
ナイツはよく知られているように、
浅草の東洋館という演芸場をホームグランドにしている、
江戸の寄席芸人です。
浅草の東洋館という演芸場をホームグランドにしている、
江戸の寄席芸人です。
テレビにもよく露出していますが、
しかしあくまで寄席での漫才が本業であるという姿勢を崩すことはありません。
しかしあくまで寄席での漫才が本業であるという姿勢を崩すことはありません。
一方のジャルジャルは、
彼ら自身のワンマンライブやお笑いDVDの制作に力を入れているようです。
ナイツとジャルジャルは、その芸風は全く異なります。
でも僕がこの二組を高く評価したいのは、
常に新しい笑いの手法を模索している、
芸人としてのクリエイティブでまじめな仕事ぶり故です。
芸人としてのクリエイティブでまじめな仕事ぶり故です。
ナイツはいわゆる言い間違いマンザイで人気が出ましたが、
そのスタイルに安住することなく、
次から次へと新しい漫才のスタイルに挑戦しています。
次から次へと新しい漫才のスタイルに挑戦しています。
最近では、
他の若手漫才師のスタイルをパクるという、
他の若手漫才師のスタイルをパクるという、
一見、おきて破りの手法を披露していますが、
なかなか面白いですよ。
なかなか面白いですよ。
しかし安易に妥協しないその芸風は、
アイドル風の外見とは裏腹に、芸人根性が込められていると思っています。
アイドル風の外見とは裏腹に、芸人根性が込められていると思っています。
そしてこの二組とも、
M1にずーっと挑戦し続けて、
ついに優勝することなく、
ラストイヤーを迎えてしまいました。
M1にずーっと挑戦し続けて、
ついに優勝することなく、
ラストイヤーを迎えてしまいました。
残念といえば残念ですが、
しかしどちらも生き馬の目を抜くようなお笑いの世界できっと生き抜いていくことでしょう、
その実験的で野心的な姿勢を捨てない限り。
最近では、
ちょっとどつき方がきついのが気になりますが、
プラスマイナスの二人もお気に入りです。
ちょっとどつき方がきついのが気になりますが、
プラスマイナスの二人もお気に入りです。
以前に落語のライブを見て大いに勉強になったことを報告しましたが、
きっと漫才も音楽活動の参考になる部分が多いと思います。
まだまだ吸収しますよ、厚かましくも貪欲に。
ですのでいつものように