僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

同窓会の予定

飲酒歴40年、断酒歴2年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、少し楽しみ、でも少し不安・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


少し先のことですが、26日の土曜日、
卒業以来、初めての大学のクラス会が開催されます。

僕も含めて現役で大学に入学した仲間が還暦を迎えたということで、
半年くらい前から企画が進んでいました。

僕も参加しますが、
もちろん、食事のみ、

殆どの参加者が宿泊するようですが、
僕は会場から自宅まで車で1時間ほどですので、
帰ってきます。


楽しみではあります。

本当に卒業以来という仲間もいます。


でも不安ももちろん、あります。

断酒者になったことをどのように説明したらいいのか。


昨今、依存症一般に対する世間の理解は、
少しづつではありますが、
深まっているとは思います。


しかしアルコール依存症に関しては、
やはり誤解されているのではないかという不安もあります。

特に皆さんも経験されていると思いますが、
アル中という言葉に伴う、
人間失格者感。


恐らく今回集まってくる仲間たちは、
大半が真っ当な人生を歩めた連中だと思います。

一流企業のえらいさんになったやつもいますし、
自ら事業を起こしたやつもいます。


これは僕の持論なのですが、

できる人にはできない人の心理は理解できないのです。

例えば、絵を描ける人には絵の描けない人の気もちを理解することはできませんし、
先天的な音痴(ホンマにいはりますよ、音の高低もリズムもわからないのに、音楽が好きだという、音楽好き音痴)の人の気もちは、
音感のある人には共感できないものです。


したがって人生の成功者には、失敗者の気持ちは理解できないのです。

楽しく、そして美味しく、誰にも迷惑をかけずに飲酒を楽しんでいる人たちには、
飲酒によって人間としての社会性を喪失し、
飲酒によって健康体を失った人間の気持ちを理解することはできないでしょう。

僕は僕をごまかし、そして隠すことはしたくはないのですが、
果たしてサクセスキャリアを満喫してきた仲間たちに僕の人生を理解してもらえるかどうか、

不安です。


もちろん、酒を飲むつもりはありませんので、最低限の説明はしなければなりませんが、

あれほど酒好きで、大学の実習室でも平気で酒を飲んでいたかつての僕と、
今の僕のギャップをわかってもらえるかどうか。


まぁ、しかし、下手な策を弄するよりも、レリゴー、ありのままの僕で行くしかないですよね。



また報告します。


ではいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。