僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ジャムセッションの楽しさ

飲酒歴40年、断酒歴2年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、ちょっと自慢・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。



昨晩のことですが、

ここ1年近く参加しているジャムセッションに行って来ました。


場所は僕の勤務先の近所、歩いて5分。

定年を迎えたマスターが、ログハウスの店舗からセルフビルドで建てた、
ちっちゃなライブハウスです。


昨晩の僕の役割はホストピアニスト。


お客さんは、アマチュアのミュージシャン、

自分でバンドを組んでライブ活動をするほどではないけれど、
普段からバンドで演奏してみたいと思っている人や、

自らのレギュラーバンドは組んでいないけれど、
色々な機会を利用して演奏を楽しんでいる人など、

様ざまです。



僕たちホスト・ミュージシャンたちは、
そのようなゲスト・ミュージシャンたちの要望に応じて、
セッションミュージックの基礎を提供します。


昨晩は、若くても40代前後、
それこそアラセブの方まで、老老男女が集まりました。


もちろんゲストの腕前は様々です。

で、ここがホストの頑張りどころなのですが、

できる限り初心者に近いゲストプレイヤーに満足してもらえるような、
でも初心者向けのアレンジには聴こえないように工夫したスタイルを紡ぎだします。

自分のバンドのライブでは、
思い切りわがままを発揮しますが、
ジャムセッションのホストの時には、
プレイヤーであれリスナーであれ、
ゲストの皆さんの笑顔の最大値が得られることを目標にします。


でもこれは何も、自分を殺してしまうことではありません。

音楽演奏がある種の共同制作である以上、
共同の成否が重要な目的の一つにもなり得ます。


僕は吹奏楽を楽しんでいたころから、
指揮者志望の部分がありましたが、

ジャムセッションにおけるホストピアニストも似たような役割を果たしているわけで、

その意味では、
ある程度、年齢を重ねたことによって夢を実現させたのかもしれません。



自らの表現としてのライブ演奏とはまた違った楽しさ、

音楽のために死ぬのを止めてホンマに良かったと思っています。


もちろん、その最低必要条件が断酒ライフの継続であることは、いうまでもありません。


皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。