僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

誰を信じます?

飲酒歴40年、断酒歴3年、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、ひねくれ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


何をひねくれているかというと・・・

恵方巻というけったいな食べ物です。


恵方巻自体は、いわゆる太巻きの巻きずしですから、
決してけったいな食べ物ではありませんが、


節分の日に、
その年の恵方に向かって、
ひたすら黙々と一気に食べきると、
福がもたらされるというお話、


このお話はけったいなお話でっせ、ホンマに。


正直僕は、20年前まで知りまへんでした、
それまで40年、生きてましたが。


僕が関東育ちなので、
これは関西の風習なのかなとも思いましたが、


しかし20代後半から30代前半にかけてお世話になっていたお店、

京都の木屋町にあった小さなピアノラウンジでは、

ママさんもマネージャーさん(ママさんの実弟)も京都育ちで、
しかも京都で長いこと水商売に携わってらっしゃったにもかかわらず、

そのお店で恵方巻の話は、
聞いたことはありません。


ママとマネージャーだけではなく、
お客さんの中心層であった、
京の町中の旦那衆も、
(いわゆる京の田の字の中の住人)

節分の日に巻きずしを黙々と食うなぞという、

およそお上品とは思われない習慣について、
お話しされたことも、

また実際にお店に太巻きを差し入れされたこともありません。



これだけで恵方巻の習慣がニセモンやと決めつけるのもまずいのですが、

しかし、どうにも腑に落ちないんですよね。


多分、どっかのスーパーか、
テイクアウトのお寿司屋さんあたりが適当に作り出した習慣だと思うんですよ、
経験的な判断からすると。


ただこの手の話、

いったい誰の話を信用したらエエネン、という疑問は残りますね。


一応、研究者の端くれとしましては、

しっかりと資料を押さえ、歴史的な事実を明確に語ってくれる人が現れ、
そして教えていただけるのであれば、
信用しましょう。


でも、恵方巻の謎?については今のところ、
そのような方は現れていないようですね。



やっぱり商売がらみの怪しい都市伝説の類なんでしょうね。


ま、それほど眉を吊り上げる必要もありませんので僕たちは僕たちで、

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。