僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

バリウム

飲酒歴40年、断酒歴3年と2か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、技術の進歩は素晴らしいっすね・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。


4月5日、
今日の大学の予定は、

新入生たちにとっては、
大学内施設の利用に関するガイダンスと健康診断、

そして僕たち、教職員にとっては、
授業運営の諸手続きに関するガイダンスと健康診断、

いよいよ、来週からホンマに授業が始まるということで、
いわば、ガイダンスの最終段階でした。



僕たち教職員の健康診断は午前中、

そしてある程度の年齢以上の皆さんはご存知のように、
胃のレントゲンを受診するためには、
受診当日の朝食を抜かなければなりません。

もちろん、僕もその対象者です。

毎年、腹減った~とぶーたれながらバリウムソーダを飲み、
宇宙遊泳をこなした後、
その日の最初の食事が解禁されるのですが、

だいたいバリウムを飲んだため、
おなかが減っているにもかかわらず、おなかが張っているという矛盾に満ちた状態で、
食欲が今一つという、

責任者出てこーいと吠えるしかない、
辛い状況に置かれます。


しかし、すごいですね、技術の進歩は。

今年いただいたバリウムソーダ

それほどお腹にもたれませんでした。

レントゲン撮影装置の上での宇宙遊泳を終えた後、
割と普通の感覚で、
少し遅めの朝食をいただくことができました。



僕は障害学というラディカルな学問に関わっていることもあり、
医学に対して批判的な観点ももっているのですが、

しかし技術の進歩には驚かされますし、純粋に敬意も感じます。

今年から初めて胃のレントゲンを受診するという若い同僚に対しては、
年寄り独特の「わしらの若いころはなぁ~」という憎まれ口を聴きたくなるほどの、
進化でした。


しかしどれほど医学や薬学が進歩しても、

多分、依存症の治療法は見出されないでしょうね。

でも僕たちは断酒ライフを継続するのみです、ハイ。


皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。