僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

静かな日に飲酒について考える

飲酒歴40年、断酒歴3年と8か月、不良初期高齢者、リスボン、60歳。

本日もリスボンの、静かに振り返る・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日の僕は、静かな一日を過ごしました。

大学は昨日までの大学祭の後片付け日ということで、

終日、休講。

僕は昼前に研究室に入り、学生の提出物の採点業務を2時間半ほど行い、

少しだけピアノの練習をして帰宅しました。

落ち着いた空模様の下、殆ど何も起こらなかった平和な一日を送りました。

日記的な内容に頼りがちなブロガーにとっては、

今日はブログにあげるネタがねぇずらと嘆くような一日でした。

 

昨日は学生たちのワークショップのアシストに出かけましたが、

その移動の車中で一人の女学生がおやっと思わせることを言いました。

話題は、台風のため、ほとんどの人が一日中、家に引きこもっていた土曜日の過ごし方になりましたが、

彼女はその日、食事以外の時間はほぼ、睡眠に充てていたというのです。

彼女は特に疲れがたまっていたわけでも、

体調がすぐれなかったわけでもないそうです。

本当に何かを食べている時間以外は、

ベッドに横たわり、マジで眠っていたというのです。

僕はその話を聞いたとき、俺にはできねぇ、と思いました。

僕が一日中眠る日は、マジで体の調子が悪い時です。

というか、あまりにもシンド過ぎて、寝ているより何もできない日です。

根がADHD気質なので、少しでも動けるのであれば、

絶対に何かします、ええこと、悪いことは別にして。

 

で、ふと思い出しました。

飲酒者の頃は、何もすることがないときは、

何かと理由をつけて酒を飲んでいたなと。

つまり、酒を飲んでさえいれば、何かをしてたような錯覚に陥っていたなと。

そのうち、何もすることがないから酒を飲むから、

酒を飲むためになにもしないに移行していったような気もします。

もしかすると、落ち着いて静かさ、何もなさを楽しむことができない、

ADHD気質の個人は、アルコール使用障害に陥る危険性が高いかもしれません。

この仮説は、しかしながら、現役のアルコール使用障害者からの念入りな聞き取り調査でしか確かめることはできなさそうですね。

HALT、空腹、怒り、孤独、疲労の飲酒誘因四要素に、

さらに、Killing Time 暇つぶしを加えてもいいかもしれません。

 

今の僕は幸いなことに、時間があれば、

ピアノや歌の練習をするという選択肢があります。

ありがたいことです。

 

ではいつものように。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。