僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

無意味化する努力?

飲酒歴40年、断酒歴3年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、脱努力時代?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今の若者たちは哀れです。

勉強等を頑張っても、社会でその頑張りが報われるかどうか、きわめて怪しい。

そしてそれにもかかわらず多くの若者が、

目先のちっちゃな快楽のために頑張りそのものを最初から放棄しています。

表層的には、スマホ等に依存しきっている若者たちの堕落は、彼ら自身の怠惰に原因があると考えられそうですが、

しかし彼らの陥った依存地獄は、

当人たちが地獄であると気がついてないことからも想像されることですが、

彼らに対する社会的な強制である可能性もあります。

努力が報われない可能性の高い社会、

努力する機会を自ら放棄してしまわざるを得ない若者たち、

そして自己完結型の自閉的な浪費にしか見えない世界に耽溺する若者たち。

 

僕たち、昔の若者は、努力する場がありました。

そして必ず努力が報われたわけではありませんが、

サクセスストーリーが必ずしも絵空事ではないことも知っていました。

また夢破れたのちにも、社会の中に人間臭い受け皿があった。

 

正規雇用労働者の増加、

デジタル文化による労働技能や労働成果評価の脱構築

そして徐々に現実化しつつある、AI 技術の進展による労働者の放逐。

 

何故か今日は、悲惨な社会分析ばかりが頭によぎります。

はた迷惑ポジティブ・じじぃにしては珍しいことですが、

まだ思考が不十分ですので、じっくりと考えていきます。

こんな時代に酒なんか飲んでいたら、それこそ社会の底辺に真っ逆さまですね。

 

(こう書きながら、しかし僕の中に、無視できないエリート主義があることが否定できません。それはそれとしていつものように。)

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。