僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

どうやら1か月らしい・・・

飲酒歴40年、断酒歴4年と2か月、不良初期高齢者、リスボン、61歳。

本日もリスボンの、またもや災い転じて・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

新型コロナウイルス問題、

単純な要素やレイヤーだけでは理解できなくなってきています。

 

はじめは中国の武漢という新興産業都市に限った騒ぎだったのが、

ダイヤモンドプリンセス号の一件から日本を巻き込んだ、東アジアの大問題になり、

それが知らん間に、イタリアからスペインに広がり、

今や感染者が一番多いのがアメリカということで、

まさに世界規模のパンデミックになっています。

 

今、この国では、

国を上げての緊急事態として扱うかどうかが大きな問題になっていますが、

僕の生活にも直接的な影響が現れ始めました。

 

僕が直面しているのは、

大学の授業がいつから始まるのかということです。

 

大学って、

世間の皆さんが想像するほど、余裕のあるスケジュールでは動いていません。

むしろ逆で、

例えばここ最近の例で言いますと、

秋口にモンスーンのような台風が訪れるのが恒例化しつつありますよね。

あれで毎年、2、3日、休校になるのですが、

その2、3日の帳尻合わせが結構、大変なんですよ。

 

特に僕の勤務するような美大の場合、

年度末に大きな会場を借りて大規模な展覧会を開催しますが、

この展覧会の会期は動かすことができません。

そのためもあり、365日もあるのに、

2日や3日のスケジュール移動が至難の業になります。

 

で、ことしの話ですが・・・

どうやら、日本中の多くの大学と同じように、

5月の連休明けまで授業開始をずれこませることになりそうです。

約、1か月です、1か月。

 

今日も大学ではどうするのかという会議がもたれているようですが、

結果、どうなったのかについて、まだ連絡がありません。

1か月、遅らせることについては、正式の通達はまだありませんが、

どうも、風の噂にしては確度の高い噂のようです。

 

さて、1か月、授業開始が遅れます。

不良初期高齢者としては、

休みが増える~と喜べばいいのですが、

先ほども触れましたように、

この1か月の帳尻合わせをどこかでしなければなりません。

したがって1か月、遊んでればいいわけではありません。

再開後の授業の組み立てを練り直す必要がありますし、

当然、トータルの授業回数は減らすことになりますから、

単に授業内容を圧縮すればよいということでもないでしょう。

 

まじめに授業の組み立てを考えるとともに、

災い転じて云々ということで、

歌のレパートリーを増やすための時間としても活用させてもらおうと思ってます。

中でも、昭和の歌謡曲と呼ばれるジャンルの曲の中から、

新しいアレンジやコードワークを考えることで、

新しい素材を探すことができそうです。

例えば、ベンチャーズが作曲し、渚ゆう子が歌った「京都慕情」、

これなんか、曲がもともと持っているペンタトニックのメロディー構造を活かして、

ミステリアスなオリエンタル・コードの味付けを加えることで、

少しばかりアヴァンギャルドなジャズ・ナンバーにできそうです。

 

まじめな不良初期高齢者として、明日からも生きていきます。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。