僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

やっぱこの国は昔、おかしかった

飲酒歴40年、断酒歴4年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、今は違ってほしいけど・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

NHK、時々、攻めた番組を作りますよね。

今日も、ちょうど今、見終わったところですが、

「たけしのその時カメラは回っていた」で、

太平洋戦争中の軍事高揚プロパガンダニュース映画の嘘を暴く番組をやっていました。

 

当時の軍部の検閲を経た、

国民の戦意高揚を図る嘘八百の映像も笑わせていただきましたが、

それ以上におかしく、そして悲しいまでに悲惨な状況も取り上げられていました。

僕が一番、驚いたのは、

鉄をはじめとする金属資源が枯渇し始めた空軍が、

木製の戦闘機の開発を行っていたという事実です。

 

木製の戦闘機を讃えるニュース映画では、

木の強度を高めた日本の技術と、

敵のレーダー機能をかいくぐる優れた性能をピックアップしていましたが、

実際にできた木製の戦闘機は、

鉄製の機体よりも重く、

そして巡航速度も遅かったそうです。

 

そもそも高熱を発する動力機関を搭載した機体を、

燃焼性の高い木でつくるという発想そのものがバカですが、

実際に作っちゃった、そして嘘八百の宣伝映像まで作ってしまう、

一体、当時の日本の軍部関係者はどんな精神構造をしていたんでしょう。

殆ど現在の北朝鮮なみですよ、北朝鮮

 

そしてこの、お上のおっしゃることは絶対だ精神、

残念ながら現在も引き継がれているような気がします。

Sars-Cov-2 感染拡大防止のためのこの半年間の狂詩曲、

日本人の勤勉でまじめな特性と、

同調圧力を何よりも大事にするおバカさん特性の、

めんどくさいコラボレーションだったともいえますよね。

 

僕はこれからも、おかしいなと感じることについては、

簡単には納得しないポジションを取り続けます。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。