僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

後進国にも目覚めの兆しが・・・

飲酒歴40年、断酒歴5年と1か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、当然の判断です・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日、同性婚カップルの婚姻を法的に認めるための第一歩となる判決が、

北海道地方裁判所で下されました。

人間として当然の判断を下された武部知子裁判長に敬意を表します。

 

しかし同時に、人間として当然の判断に対して、

画期的な判決であると評価せざるを得ないこの国の後進性に対して、

怒りを覚えると同時に、呆れてもしまいます。

 

夫婦別姓の選択制に対してこの国の権力層の大半に巣くう古臭い意識に対しても、

同じく怒りと呆れを感じます。

夫婦別姓に反対する連中が反対の根拠として主張するのが、

夫婦別姓は伝統的な家族観を否定するものだという見方ですが、

しかし連中のいう伝統的な家族観というのは、

儒教パターナリズムに対する固執に他なりません。

そして僕は、このマンガ性儒教的父権尊重主義こそが、

北朝鮮、韓国、そして日本という、

東アジアの没落を体現する国家の笑えない悲喜劇をもたらした最大の元凶であると考えています。

 

今回の裁判で示された当然の考え方が、

このマンガ国家で素直に受け入れられるとは考えていませんが、

しかし確実な一歩であることは間違いありません。

 

僕は、「フツー」に対する根拠の乏しい同調の強制に反対し、抵抗し続けます。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。