僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

おかしな三密回避対策

飲酒歴40年、断酒歴4年と7か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル61。

本日もリスボンの、今日は愚痴ります・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は、午前中に1件あった会議のために、大学に行ってまいりました。

その会議も特にもめることもなく、1時間ほどで終了しましたので、

後期の授業の実務的な部分について、事務方さんと打ち合わせを済ませました。

 

その打ち合わせに関することで、大学に対するグチを一つ、披露させてください。

 

僕の勤務する大学内に、大学内の呼称でホールと呼ばれている部屋があります。

定員、200名、大スクリーンと、ある程度のレベルの音響施設を備えた、

階段教室です。

とにかくスクリーンがでかいので、

様ざまなアート作品やデザイン作品をスライドで見せることの多い僕にとっては、

使い勝手の良い、お気に入りの教室です。

 

現在、この部屋は、10数台のコンピューターが設置され、

授業用のコンピュータールームとして使用されています。

コンピューターを用いる授業の三密回避対策の一環ということです。

実にもったいない話です。

 

ある程度の広さがあり、スクリーンもでかく、

ある程度、大きな音を出しても、大学の他の設備への影響はほとんどない、

そんな部屋はここにしかないのですが、

その部屋を、コンピュータールームとして用いている。

 

たとえとしては変ですが、

類まれな怪力ゆえに素晴らしい取り組みを見せてくれる大横綱を、

大勢のこどもを持ち上げるサービスのためだけに、

レジャー施設で雇用しているようなものです。

 

僕は後期に予定している授業の一つをこの教室で行うことを考えていましたが、

同じ時間帯に展開される、コンピューターを用いる授業に優先権が与えられ、

僕の目論見は却下されてしまいました。

僕が考えていたのは、英語の入門レベルの演習なのですが、

ある程度のでかさと、階段教室としての空間の面白さをいかして、

ちょっとばかり奇妙な状況設定での英会話練習を展開してもらおうと思っていました。

 

オモロイ授業にする自信があっただけに、少し悔しいです。

そして大学上層部の、創造性の乏しい、通り一遍の危機管理対策に対して、

恨めしく思います。

ホンマに僕は美大に勤めているんでしょうか。

アートの社会的価値は、

一見アホに見える、そして時には反社会的に映るかもしれない、

非常識な発想の中に、真の創造性を探ることのはずです。

 

どうやら僕は、どれほどレベルが上がろうと、

上意下達型組織的行動には、最後まで馴染めなさそうです。

ま、いいか、それが俺っちゅう男の、あいでんててぇのようですし。

 

すみません、ちょっと分かりにい愚痴になってしまいました。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。