僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

SNS 不安症?

飲酒歴40年、断酒歴4年と10か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、なるほど・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

僕には現在、

無観客(学生)ライブ講義をオンデマンド公開することで展開している遠隔授業科目が

二つあります。

そのうちの一つ、「現代デザイン論」という講義で、ここ3週間ほど、

「デジタル文化とデザイン」というテーマを掲げ、

デジタル文化批判を講じています。

 

僕はデジタル文化の進展が必然的な歴史事象であることを認めながらも、

その行き過ぎた側面や、本質的な疑問について、仮説を学生諸君にぶつけています。

今の学生諸君、完全にデジタル・ネイティブ世代なので、

僕のそのような授業について、

総スカンを食らわせてくれるものかと思っていましたが、

意外にもほとんどの諸君が、

多少の温度差はあるものの、僕の感じている危機意識や疑問点について、

同意できることを伝えてくれています。

仮説はあくまで仮説として、

結果にこだわるのではなく、

議論や考察を進める過程について考えてもらえればいいかなと思っています。

 

ところで、どこで読んだのかは忘れましたが、

SNS 利用者のうち、自ら投稿はしない、

閲覧専門の参加者の精神状態が不安定になりがちだという記事を見ました。

どういうことかといいますと、

閲覧専門の SNS 利用者は、他の利用者によるリア充アピール満載の投稿を読むと、

自らの変化のない生活に必要以上の劣等感を感じてしまい、

自己不信に陥ってしまうということなのだそうです。

 

僕自身の体験を振り返ってみると、

納得させられる部分がありました。

僕はこのブログの投稿以外に、

FaceBook を利用していますが、

それほど頻繁に投稿する方ではありません。

しかし僕自身のニュースフィードは、確実に目を通します。

そして、他の音楽仲間たちの充実した活動報告を読むと、

何となく引け目を感じ、焦ってしまうことがあります。

僕は、精神状態が不安定になるところまではいきませんが、

しかし他の利用者の投稿に影響を受けているのは間違いありません。

 

今でもいるのかどうかわかりませんが、

Instagram 等に、

いわゆる「映える写真」を投稿することを、

何よりも優先する人たちのことが話題になりました。

正直、アホな連中やなぁと思っていましたが、

他の利用者の投稿に引け目を感じてしまうことも、

根っこは一緒かもしれません。

便利な SNS の予想もしなかった闇といっていいかもしれませんね。

 

明日は、いよいよ、ファッションショーの本番です。

会場は戸外、

気温予想はかなり低め、

寒さ対策をしっかりとりながら、出番の3分間、

楽しんできます。

 

午後3時、YouTube

Seian X'mas Collection 2020 と検索をかけ、

ライブ配信をチェックしてみてください。

僕の出番は、4番目、

ジャケットとスカートという、ジェンダーレスのコスチュームをご披露します。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。