僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

不要不急の外出を控えて僕が今年したこと

飲酒歴40年、断酒歴4年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、今日も振り返り・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

不要不急の外出の自粛、

いやな言葉です。

 

不要不急という言葉のもっている、

曖昧な強制力も気分が悪いし、

自粛という言葉に、

常に「自粛の要請」という、どっちやねん、という謎かけ色が付き添っていたのも、

いや~な感じでしたね。

 

3月、4月、そして5月くらいの自粛要請期間、

僕は好き勝手してました。

 

どんな好き勝手をしていたかというと、

このブログでも常に書いていますように、

一日の中でピアノと歌の練習にあてる時間が一番、大事な時間になるという好き勝手でした。

特に歌の練習はかなり気持ちを入れました。

 

元々インスト(インストゥルメンタル、楽器がメインの音楽)系のミュージシャンだった僕は、

歌の練習といえば、音程の正確さを第一に考えていましたが、

この一年間で、音程よりももっと大事な要素が歌にはあることに気が付つました。

それは、言葉です。

歌詞の意味を吟味し、作者のメッセージを理解し、

その意味を自分なりに引き出せるように、歌い方を考えるようになりました。

 

そしてそれに合わせて、ピアノの弾き方も変わりました。

元々、スカスカな音作りが好きだったのですが、

一層、音を少なくする方向に進化しつつあります。

 

例えば、弾き語りの際に、

ピアノは左手で一音しか鳴らさないという音の組み立てを頻繁に用いるようになりました。

ベース音とヴォーカルによる単音のメロディーだけで音楽を組み立てることで、

歌詞の効果を最大限に引き出すことが僕の最大の関心事になりました。

 

そして僕が歌うための作詞にも力を入れました。

ジャズのインストナンバーに勝手に歌詞をつけています。

詩を書くことは僕にとってとても時間のかかる仕事ですが、

確実にレパートリーを増やしていこうと思います。

 

今年、書いた詩については、また改めてご披露いたします。

 

この不埒なADHDジジィは、

来年もわがまま勝手に、音楽に入れ込むことで、

薬物使用障害と共存していきます。