僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

メイルじゃ伝わらないよね

飲酒歴40年、断酒歴4年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、やっぱフェイス・トゥ・フェイスだべ・ノープランブログ、

ご訪問ありがとうございます。

 

今日は4時から、少しばかり訳あり?の学生面談を行ってきました。

相談を申し込んできたのは、

自らが障害とともに暮らしているのではないかと訝っている女子学生。

最初は、履修登録していた僕の授業に参加できていないことに関する相談でしたが、

メイルでのやり取りの中で、自分自身の抱えている悩みについて伝えてくれ、

僕も、これまでの僕自身の経験からアドバイスができるかもしれないともちかけたところ、

今日の面談に至った次第です。

 

これまで個人的に話をしたことが全くなかった学生さんでしたが、

メイルでのある程度のやり取りを済ませていたこともあり、

すぐに話の本題に入ることができました。

 

もちろん僕は、ドクターでもカウンセラーでもありませんから、

診断を行うわけではありません。

ただこれまでの研究者としての、現場や研究活動を通しての経験から、話を聞き、

また僕自身のことや考えを伝えました。

 

話を進めていった結果、この学生は、僕とノリの気質が似ていることが分かりました。

かなりADHD気質であり、好奇心が旺盛で、

しかし集団の同調圧力には耐性が低いようです。

最初は深刻な調子の面談になるだろうと思っていましたが、

同じ穴のムジナ同士が他人の交渉が及ばない空間で好き勝手を言い合う、

しかもその互いの好き勝手が互いに響き合う、

何とも愉快な面談になりました。

 

僕が彼女に伝えたアドバイスの全容を書くことはできませんが、

しかし、傍目に反社会的に映るかもしれないけれど、

間違いなく彼女の明るい可能性を引き出す方向のアドバイスができたと思います。

今後、彼女が僕に連絡をしてくれるかどうかはわかりませんが、

共通する困難に直面している仲間同士として通じ合えたと思っています。

 

そんな日を振り返りつつ、

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。