飲酒歴40年、断酒歴5年と1か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。
本日もリスボンの、俺も・・・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
それぞれの業界に独自の判断事ってあると思いますが、
教育業界というか、特に大学業界独自の判断事の一つに、
卒業判定というやつがあります。
これは、卒業年度を終えた学生一人一人について、
所定の卒業判定基準を満たしているかどうかを判断するもので、
学生にとっても、そして大学にとっても、とても重要な意味をもちます。
もっとも判定そのものは、機械的に行われます。
判断基準は大きく、3点。
在籍期間が4年を満たしているかどうか、
既定の授業単位数を習得できているかどうか、
そして授業料が収められているかどうか、です。
今日は、この卒業判定の会議が行われました。
判定そのものは機械的に行われるとはいえ、
学生一人一人の人生に大きく影響するものでもあり、
また大学の社会的な責任が問われる案件でもありますので、
全教員が出席し、書類の確認を行います。
僕は毎年、この会議の最中には、
決まった内職をしています。
判定書類として、4年生全員のデータが配布されますので、
僕の中で顔と名前が一致する学生がどれだけいるのかを確認するのです。
そして毎年、同じ、感慨をもちます。
「あぁ、この子らももう卒業かぁ。ついこの前、新入生として出会ったばかりなのになぁ。」
大体、4年生の三分の一くらいの名前と顔が一致します。
この卒業判定に付き合うのも、あと3年になりました。
僕ももうすぐ卒業です。
卒業判定を受けることはありませんが、
知らん間に卒業するような気がします。
頑張ったのか、そうでもなかったのか、よう分かりません。
でも、病気を経験し、
アルコール使用障害者となり、断酒ライフに入門したことによって、
僕の卒業は、終着点ではなく、
単なる通過点になりました。
ちなみに今日で断酒ライフ継続、5年と1か月を達成しました。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。