僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

電流の不思議

飲酒歴40年、断酒歴5年と2か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、今日もまた新たな発見・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

僕のピアノの練習方法ですが、

いくつかの段階があります。

 

まず最初に、ハノンという、一見すると機械的にも聞こえる、

一番基礎的な練習を行います。

これはムチャクチャ、大事な練習で、絶対にサボるわけにはいきません。

これが大体、20分くらいかな。

そして、ピアノを習っている小学生くらいが練習する、

ソナチネ等の小曲を練習します。

 

次に、ジャズのいわゆるバラードナンバー(ゆっくりとした曲)を練習します。

これは、僕自身の耳をジャズっぽい響きに慣れさせていく効果と、

メロディーを丁寧に弾くことの大事さを確認するためのプロセスです。

 

その次に、少しアップテンポの曲を練習し、

ビートの連続感を確認しながら、

コードのつなぎ目を意識した新しいフレージングの開発を心がけます。

 

ここまでは、ピアノだけで練習しますが、

次の段階でハイテク(笑)を駆使します。

YouTube 上にマイナス・ワン・トラックといいまして、

ベースとドラムスだけで録音されたソースが公開されています。

この音を再生しながら、ピアノを合わせて、

いわば、カラオケ式のピアノトリオの練習を行っていきます。

 

この練習には、楽しさの陰に、人の演奏の言いなりになってしまうという影の部分もあり、

あまりはまってしまうのもまずいのですが、

そこはXXとはさみは・・・で、うまいこと、活かしていきましょう。

 

最近、コンピューターとPAをつなぐ変換ケーブルが不調でした。

どうも部分的な内部断線を起こしているようで、

右チャンネルだけが鳴らないときがあります。

そこで今日、新品のケーブルを購入して、つなげてみました。

 

ちょっと結果に驚きました。

もちろん、部分的な断線は改善されました。

しかしそれだけではなく、

全体的に音質がクリアーにもなったようです。

デジタル機器から出力される信号は、基本的にはオンとオフで作動する、

まさにデジタルなもののはずですが、

やはり、アンプを経由してスピーカーを鳴らすとなると、

アナログなクォリティーも無視できないようです。

 

20代のころには、アナログシンセサイザーを駆使したサウンド作りに凝っていた時期もあり、

それなりに電気回路に関するノーハウはもっていたつもりでしたが、

デジタル機器の奴隷になったことで忘れてしまったこともあったようです。

デジタルとアナログ、どっちがええ、という話ではなく、

それぞれの長所短所を把握しながら、使えばいいだけのことですよね。

僕たち、20世紀の汚物もとい遺物には、アナログ機器にもてあそばれた経験値の高さがあります。

せっかくの経験値です、しっかりと活かしていきましょう。

 

今日も、60 の手習いの楽しさと意義の再発見でした。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。