僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

ライダー同士ならでは

飲酒歴40年、断酒歴5年と7カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、ちょっとホッコリ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

僕はかつてバイク好きでした。

20代後半から30代前半にかけては、

トライアルという、スピードではなく、テクニックを競う競技に夢中になっていましたし、

またオフロードバイクでのツーリングも大好きでした。

今でもバイクに乗ったら楽しいだろうなと思うことはありますが、

ピアニスト手にダメージを負わせるリスクを避けるために、

ライダー・ライフからは完全に引退しています。

 

今日も所用がありまして、車で出かけました。

何度か報告していますように、

僕は湖西バイパスという、自動車専用道をほぼ毎日、利用しています。

 

今日の湖西バイパスですが、

もちろん、日曜日ということもあり、

琵琶湖北部に向かうレジャー目的の車やバイクが多く走っていました。

 

f:id:skyoflisbon:20210905191316j:plain

 

僕はたまたま、岐阜ナンバーの二人乗りのバイクの後ろを走ることになりましたが、

この岐阜ナンバー・タンデム・コンビ、

行きかう全てのバイクに手を振っていました。

ツーリングを楽しむライダー同士の、楽しい約束事です。

 

ただ、全てのライダーが彼らのあいさつに答えていたわけではありません。

ツーリングではなく、仕事等の所用でバイクに乗っている人にしてみれば、

お気楽ライダーのお気楽あいさつに付き合う気にはならないかもしれません。

しかし岐阜のタンデム・コンビ、

めげずに、すれ違う全てのバイクに手を振っていました。

カローラ37万キロ君で真後ろを走りながら、

僕も手を振りたくなりました。

 

僕もツーリングを楽しんでいた頃は、

すれ違うオフロードバイクのライダーには、必ず手を振っていました。

僕たち、オフロードライダーは、

ひたすらスピードを追求する連中とは違う、

落ち着いた?バイクライフを送っているという誇りがあり、

やや排他的でしたが、

オフロードライダー同士のあいさつを重視していました。

 

その意味では、今日の岐阜ナンバーのタンデム・コンビの方が、

心の広いライダーでしたね。

 

すれ違いざまに挨拶を交わすライダー同士、

もちろん、どこかでもう一度会うことがあるわけではありません。

もし会ったとしても、

よほど特徴的なライダージャケットなりバイクにでも乗っていない限り、

分かりませんよね。

ほんとに一瞬の、刹那的な出会いです。

でも手を振りながら、

「おーい」、「えぇ天気やな」、「気ぃ付けてなぁ」といった気もちを込めた挨拶を交換します。

バイクツーリングの楽しさの一つです。

この楽しさを思い出させてくれた、今日、ケツにつけさせてもらった岐阜の二人組、

ありがとう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。