僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

リリーが残してくれたもの

飲酒歴40年、断酒歴5年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、当たり前のことが一番大事・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

月曜日に魂が天に召された10歳9カ月のシュナプーのレディーのリリー、

今日、その体も大地に帰すべく、荼毘に付してまいりました。

本当の最後のお別れ、

パートナー、倅とともに3人で送ってきました。

長女は仕事のため、同席できませんでしたが、

彼女がいたら、予想される彼女のギャン泣きに僕たちも引きずられたことでしょう

ホンマにリリーのいない生活が始まりました。

 

僕には二人弟がいましたが、二人ともすでに亡くなっています。

すぐ下の弟は彼の30代の初めに、

そして一番下の弟は、50代の初めに逝きました。

僕だけがしつこく生きのびています。

 

リリーも少し早逝だったといえます。

彼女は小型犬でしたので、20年近く生きる可能性もありました。

二人の弟も、そしてリリーも、ある意味で病死だったといえます。

弟二人の死には、大なり小なり、過剰飲酒の影響がありました。

そして僕も、ほぼ6年前に、過剰飲酒ゆえに体と心を壊しました。

 

リリーと弟二人の死は、僕が生き延びていることの意味を問いかけてきます。

おそらく6年前の僕も、死の寸前の状態にあったと思います。

危篤状態に陥ることはありませんでしたが、

僕の断酒ライフの第一日目、

2016年の1月19日に入院せずに、愚かな飲酒生活を続けていたら、

おそらく僕は死んでいたでしょう。

 

断酒ライフに入門し、生き続けることへの執着を確認した今では、

当然のことなのですが、健康に暮らすことの大事さを毎日のように考えています。

誰にも死を避けることはできません。

でも、その時をどのように迎えるのかは、それぞれの気の持ちように左右されます。

リリーは死を通して、僕に生き続けることの意味を確認するように促してくれたようです。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。