飲酒歴40年、断酒歴5年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。
本日もリスボンの、まだまだ厚かましく・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
またピアノの話で失礼します。
毎日、練習しています。
基礎練習と応用練習を取り混ぜ、
アドリブに対する僕なりの方法論を確立することを心がけています。
練習していると、二通りの、全く逆向きの振り返りをすることがあります。
一つは、少しづつだけど、オレ、上達してるじゃんという、自己満足。
そしてもう一つは、アカン、なんぼ練習してもうまくなれへんわという、自己嫌悪。
ホンマに両方の感じ方をするんですよ。
で、ふと思ったんですが、
自己嫌悪に陥るときというのは、どうも僕の心身の状態が、
どことなく、こわばっている時のようです。
例えば、こんなフレーズを力強く響かせたいと思っているとき、
その思いは間違ってはいないはずなんですが、
力強さを意識するあまり、手首から先が少し固まってしまいがちなんですね。
心が固まっている時は、体もこわばってしまうようです。
逆に自分を褒めたい時というのは、
心もあまりとらわれていないし、そして何よりも、体がリラックスしているようなんです。
それなりの音楽的な緊張感はキープしながら、
心はその緊張感の中でぽよぽよと弾んでいる、
そしてその心の弾みが体にも反映されるようで、
肩から先にも余分な力が入らず、適度なスタンバイ状態を保っている。
そんな状態がベストのようです。
心も体もしなやかな状態、
外力に対して逆らわずに反応し、
でもちゃんと力のポテンシャルはキープできている、
ピアニストにとっては、そんな状態がベストのような感じがします。
多分、心身ともにしなやかな状態っていうのは、
楽器の演奏だけではなく、全てにおいていい結果を導き出せる、ベストコンディションじゃないかな。
僕は若いころから、酒の飲み過ぎで筋肉が硬直することがよくありました。
適度な飲酒が神経をリラックスさせることはもちろん、否定しませんが、
僕たちは、過剰飲酒によってそのリラックス効果も無駄にしてきたんですよね。
心をしなやかな状態にキープすることで、
体中の筋肉や関節を楽にしてあげる、
そんな生き方を目指しましょう。
少なくとも僕たち断酒者は、そのためのプロセスの一つはクリアできているんじゃないかな。
皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。