僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

香港、アバディーン

飲酒歴40年、断酒歴5年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、マルチ・メディアってこういうことじゃないんすか・ノープランブログ、

ご訪問ありがとうございます。

 

今、沢木耕太郎の「深夜特急 第1巻」を読んでいます。

全く何の予備知識もなく、勤め先の図書館から借りました。

読み進んでいくうちに、これはかつてたまに見かけることがあった、

バックパッカーと呼ばれる、清貧なる旅人?たちのバイブルではないかと思い、

やっぱり20世紀の感性は20世紀の感性に惹かれてしまうのだなと、

僕自身のアイデンティティーの脊髄に潜んでいる、オッサニティー Ossanity を再確認しました。

(註:オッサニティー Ossanity オッサン臭さ。筆者の思いつき造語)

 

4年前に訪れたことのある香港編は、特に楽しく読みました。

ちょっと自慢ぽくなりますが、

やっぱり実際に体験した場所が登場する物語を読むのは楽しいものです。

 

ただし僕は、「深夜特急 香港編」の最後に登場した、

アバディーンは、行きませんでした。

香港を訪れた目的が、あくまで香港の現代美術マーケットの調査であったため、

アバディーンは取材対象ではありませんでした。

 

深夜特急 香港編」を読み終わった後、

せっかくだからアバディーンへのヴァーチャル・トリップを楽しもうと思い、

まず、ネット上のテキストベースの資料を確認しました。

そして次に地図でアバディーンの位置を確認しました。

 

僕の探し方が下手なのかもしれませんが、

ネットで地図情報を得ようとすると、

まずは Google Map が表示されます。

しかしこの Google Map というやつ、

決して使いやすい地図ではありません。

まず縮尺を確認してからでないと、大体の位置情報が把握できません。

 

何とか Google Map を手掛かりにして、他の地図情報も確認し、

香港島の中でのアバディーンの位置イメージがつかめました。

 

そして YouTube で、Hong Kong Aberdeen と検索をかけ、

いくつかの動画を確認しました。

ようやっと水上集落地帯としてのアバディーンの具体的なイメージにたどり着けました。

 

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バカとはさみは使いようといいますが、

多分、ネット情報も使いようでしょう。

ネット上には、大半がゴミだとは思いますが、

とんでもない量の情報が浮遊しています。

ゴミの山の中から自分にとって役に立つ宝物を探し出すには、

それなりの経験値が必要な気がします。

ただし、僕たちオッサンたちにとって有効な経験値と、

ネット・ネィティブの若者たちが駆使するスキルとは、

かなりの隔たりはあるでしょうね。

オッサンはオッサンの楽しみ方を楽しめばいいんです。

 

オッサニティー・パワーを確認したところで、いつものように。

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。