飲酒歴40年、断酒歴6年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、そりゃそうだ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
断酒者になり、当然のことですが、寝酒という習慣を放棄しました。
そして今では、寝読書が毎晩の儀式的習慣です。
読むのは、当然のことながら文庫本小説、
横になって読んでますので。
ジャンルとしては、広い意味でのミステリーが多いです。
僕はどうも時代小説と翻訳物が苦手なようで、
基本的には現代もの、
それもできる限り新しい作品で、
僕がこれまでの人生の中であまり縁のなかった世界や業界を舞台としたものが好きです。
この頃、1冊を読み終えるために必要な日数が短くなってきました。
いろいろな意味で読み方に慣れてきたようです。
今朝も、少しばかり早く目覚めてしまったので、
残りが5分の2くらいまで読み進んでいた作品を、
結局、朝食までに読み終えてしまいました。
ちなみに今朝読み終えたのは、
「嘘を愛する女」の小説ヴァージョンでした。
僕はこの映画作品については、全く知りませんでした。
他のジャンルでもそうでしょうけど、
ミステリーにおいては、小説作法における伏線の回収という技法が、重要な役割を果たします。
そして最近の僕は、小説の前半において表現され、
おそらくは後半から大団円にかけてしっかりと回収されるであろう伏線となる要素について、
ほぼ、9割がた、予想できるようになってきました。
また小説における情景描写についても、
登場人物の人生経験を暗示させる役割があることも、最近になって分かってきました。
やはり僕自身がある程度の年齢を重ねたことにより、
いくつかの人生のステージを内側から理解することができるようになったためでしょう。
若い時には、若いころ特有のエネルギーゆえに理解できる要素があったと思いますが、
年齢を重ねないと全く理解できない要素も、小説には確かにあります。
断酒ライフに入門したことにより、
より広い表現の世界に足を踏み入れることができました。
神様から直におよびがかかるまで、
何冊くらい、読み切れるでしょう。