飲酒歴40年、断酒歴6年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、案外重要な問題提起かも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
僕は木下優樹菜には、ほとんど関心がありません。
なんか、タピオカ屋さんともめごとを起こしたとか、
タレントなのか一般人なのかようわからんことを言っているとか、
ネット上では、トラブル・メーカーとしての側面ばかりが注目されているようですね。
木下優樹菜がそれを明確に否定しなかったことが、さらに話題を呼んでいるようです。
基本的にはどうでもいいことなのですが、
少しばかり彼女の言い分を目にしましたところ、
案外、鋭いところを突いているかもしれへんなと思いました。
木下は自らの在日韓国人疑惑については、明言を避けています。
そして明言を避けている理由として、
在日韓国人であるかどうかについて特別に問題視すること自体に、
ある種の差別意識があるのではないかと考えているようです。
在日であろうと、日本人であろうと、
そのこと自体は人間存在の根本にとって大した問題ではない、
大事なのは人、一人ひとりの人間としての在り方だということなのでしょう。
これはこれで正論ですよね。
いまだにこの国には、
朝鮮半島出身者に対して嫌悪感に近い差別意識をもつアホどもいるようです。
そしてそんなアホどもは、
根拠なき選民意識に基づいた己の救いがたい不明の証明を、
愛国主義という誤解の皮にくるんで、不毛な攻撃性を発揮します。
そんなアホどもに比べれば、
言葉足らずですが、木下優樹菜の発言の方がはるかに進歩的ですよん。
僕が担当している、ほとんど小学生レベルの英語の授業では、
学生たちに授業用のオリジナルネームをつけさせていますが、
一人の女子学生が「スギョン」と名乗り、また韓国人になりたいとも公言しています。
確かに時代は変わりました。
韓国のポップスターにあこがれる若者も増えてきました。
僕たちのこども時代とは様相は確かに変わっています。
でも、頭の悪い、えせ愛国主義者もどきは、いまだにごろごろしています。
僕にできることは、
僕自身のことも語りながら、偏狭な民族主義がもっている非生産的な側面について、
若者たちに語り続けることです。