飲酒歴40年、断酒歴6年と4か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、時代の流れを憂う・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。
だいぶ以前に、マスクをしている女性は多分、
マスクなしの顔よりもかわいく見えるのではという仮説を書きました。
そしてこの仮説は僕の勝手な思い込みではなく、
男女を問わず、多くの人びとが感じていることのようです。
徐々にマスクを外してもいいのではないかという社会的な雰囲気が醸成されつつあります。
しかし一方で、たとえ新型コロナウィルス感染防止の観点からのマスク着用義務が薄れたとしても、
マスクを外したくないという人が、50%以上、いるんだそうです。
特に10代、20代の女性にこの傾向が顕著だそうで、
彼女たちにとってマスクは、顔パンツなんだそうです。
マスクをしていない顔は、マスクをつけた顔よりも不細工にみられるので、
素顔を晒すことができない、
ちょっとこれ、真剣にやばい問題じゃないでしょうか。
おそらくすべての生き物の中で、顔の表情の豊かさで人間の右に出るものはいないでしょう。
目は口ほどにものをいうといいますが、
あのことわざも目の表情の豊かさを言っているというよりも、
目を焦点として形成される人間の顔の表情の豊かさ、
そしてその豊かさがもたらす人間のコミュニケーション能力の高さを指摘しているものだと思います。
マスクは、そんな顔のもっているアドバンテージを、
みすみす放棄してしまう副作用を有しています。
しかし今、多くの人びとが、あえて副作用を選ぼうとしている、
これはもしかすると、新型コロナウィルスがもたらすであろう、
もっとも深刻な問題になるかもしれません。
人間はほかの生き物に比べると、外面的な身体能力は、決して高い方ではない。
生き物として数少ない能力を自ら否定してしまう、
いろいろなものが失われるかもしれない。
せめて僕は、20世紀の生き残りとしての意地を保ち続けようと思います。