飲酒歴40年、断酒歴6年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。
本日もリスボンの、この国の倫理観はどうなってるの?ノープランブログ、
ご訪問ありがとうございます。
今日も戦後最低最悪の総理大臣襲撃?事件に関する話題に振り回されたような感じです。
この国の多くの人びとが、目先の感情的な判断に走りまわされやすいことは知っていました。
最低最悪の元総理が、凶悪な事件の被害者であったことは事実です。
しかしそのことと、あやつが政治家として行ってきた様ざまな悪業に対する批判とは、まったく別の案件です。
少なからぬ人びとが、凶悪な事件に対するまっとうな非難を述べながら、
被害者が過去に行ってきた、権力者としての犯罪的な行為に対して、
おそらくは一時的なことだと思いたいのですが、口をつぐんでいます。
あたかも死者をその生前の行為のゆえに悪しざまに非難することは、
これもまた倫理的に許されないことだといわんばかりに。
SNS への様ざまな投稿を目にしながら、
多くの知り合いが、この極悪政治家を高く評価していることを知り、
愕然としています。
特に僕にとってショックだったのは、
多くのミュージシャンがこの道徳心も倫理観のかけらもない男に対して、
政治家として高く評価していたことです。
今、僕は、一人で勝手に苦しんでいます。
そのような理解しがたい価値観をもった人間たちと、
僕にとって一番大事な音楽を共有してよいものかどうか。
音楽と政治信条は別という見方もあるでしょう。
しかし人間として守るべき一線もあります。
きっと僕は人間として青臭いんでしょう。
でも、できる限りこの青臭さを保ち続けたい。
僕は僕のやりたいこと、
そして僕が考える僕のやるべきことを続けるのみです。