僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

投票立会人

飲酒歴40年、断酒歴6年と5か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、これはほとんど罰ゲーム・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は参議院議員選挙ならびに滋賀県知事選挙、そして大津市議会議員補欠選挙の投票日でした。

僕は午前中は家で一仕事を済ませ、昼食を済ませたのちに、

投票に行ってきました。

日本国籍を取得してからすべての選挙で投票権を行使してきました。

 

元外国人の立場から言わせてもらえれば、

投票に行かない日本人は、自らの権利を考えなしに放棄する、バカ者だと思います。

最近の若造がよく口にする、

「政治や社会のことについてよくわかっていない自分が投票すべきではない」という言い訳は、

はっきり言って、許し難い。

そんな中途半端なガキみたいな考え方をしている若者が多数派でいる限り、

この国には絶対に未来はない。

 

ところでみなさん、選挙の投票所には、

善良な市民であるがゆえに罰ゲームを受けている哀れな人が、

確実に2名、いることはご存じですか。

投票立会人という役割を依頼された、一般の市民です。

僕は一度だけ、この罰ゲームを経験しています。

 

どのくらい厳しい罰ゲームかというと、

朝の7時から夜の8時まで、持ち場を離れることは許されません。

持ち場、つまり投票所で何をするかというと、

投票に立ち会うことです。

もっと言えば、投票に立ち会うこと以外はしてはなりません。

本を読むくらいは何とかなりますけどね。

 

さらに運が悪ければ、

投票所が閉じられたのちに、

行政の担当者とともに開票所まで投票箱を届けるという業務が課せられます。

こちらも担当するとなると、

すべての業務が終了するのは、ほぼ10時。

朝の7時から夜の10時まで拘束されて、謝金は1万2千円。

ホンマに罰ゲームとしか言いようがありません。

 

投票立会人を仰せつかった時の僕は、

まだ飲酒者でした。

そしてすでにアルコール使用障害当事者でもありました。

もう、夕方くらいから、一滴でもいいから酒を口にしたくてどうしようもありませんでした。

開票所まで投票箱を運ぶ役割も依頼され、

すべての業務が解かれ、投票所に戻った僕は、

まずは近くのコンビニに車を走らせ、

缶チュー〇イを購入し、店先で一気飲みをしました。

あの時の「酒くで~」感は、まさに使用障害当事者のみが知る、最低の感覚でした。

 

あと1回くらいはこの罰ゲームの順番が回ってくるかもしれません。

今は立派な?断酒者ですので、罰ゲーム感は若干は減っていると思います。

でも投票立会人、ホンマに必要な制度なんかな。

分かりません。