僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

大人の遠足に参加できません

飲酒歴40年、断酒歴6年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、集団行動が苦手です・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

またまた、先週末の八日市で開催されたジャズフェス絡みの話です。

というか、一つのバンドをやめようと思っている件についてです。

 

女性ヴォーカル3名、ギター、ピアノ、ベースという6人組でジャズフェスの2日目に出演しました。

僕はもちろん、ピアノ担当です。

 

このバンドですが、僕の感じ方から言うと、いつの間にか結成され、

いつの間にかメンバーにされていた感がありました。

女性ヴォーカリスト3名のうち二人と、それからギタリストとは、

これまでも何回か、一緒にライブをしたことがあります。

ベーシスト氏とは、セッションホストを一緒に努めていました。

もう一人の女性ヴォーカリストとは、僕もゲストとして参加していたセッションで知り合いました。

 

誰がこのバンドの言い出しっぺなのかは、実はよく分かりません。

正直言うと、僕は最初から気が引けていましたが、

かといって絶対いややと言い張るほどの理由もなく、

ライブを1回、そして今回のジャズフェス出演となりました。

 

ベーシスト氏とは、その1回のライブの演奏の直後にトラブりました。

トラブったというか、僕が一方的に切れて、怒鳴り倒してしまいました。

理由は純粋に音楽的なことです。

音楽的な面での非は、彼、ベーシスト氏にあります。

ただし、ライブ後に大人げなく怒鳴り倒したという点については、

僕に非があります。それは反省しています。

 

そしてそれから1週間後、共同セッションホストを務めたその直後、

今回は冷静に、もう一緒に演奏することはできないと伝えました。

 

僕がベーシスト氏に今後の共演を断った件については、

他のメンバーには伝えていません。

そのためもあり、メンバー間でのフェイスブックでのグループメッセージでは、

次の予定についてのやり取りが始まっています。

もちろん、今のところ、スルーしています。

 

僕とベーシスト氏以外のメンバーは、今回のジャズフェス出演にあたって、

現地に前泊し、温泉を楽しみ、宴会を楽しんだようです。

そして今後もそのノリが続きそうな感じです。

日曜日の演奏後も、撮影担当として同行していた男性とともに、

クラブハリエという、近江八幡の有名なお菓子屋さんへのツアーに出かけていきました。

みんなは、当然僕も同行するものと思っていたようです。

同じ時間に僕は、演劇集団とのコラボレーション・パフォーマンスに出演していました。

 

どうも彼女たちは、演奏活動とその前後の大人の遠足をセットにして楽しんでいるようです。

 

断酒ライフに入門してからの僕は、まったく宴席に参加しなくなったわけではありませんが、

飲酒者のころに比べれば、頻度は激減しています。

食事習慣も変わりましたので、飲酒にふさわしい食事にはあまりそそられません。

 

そもそも僕は、集団行動が苦手です。

集団のペースに合わせて移動するということができません。

1対1の二人での行動であれば、それはそれで楽しめます。

お互いの要求を素直にぶつけ合って、どちらかに合わせればいいだけの話ですから。

でも集団行動となると、何らかの力の対立構造が生まれてしまいます。

リーダーシップをとることも、集団の見えない合意に同調することも、

僕にとってはしんどい経験にしかなりません。

 

時々、書いていますように、冗談抜きで僕には、ADHD の疑いがあります。

そして部分的な知覚過敏も疑われます。

多分、飲酒者のころは、アルコールによる精神のマヒによって、

僕は僕の知覚過敏をごまかしていたんだと思います。

 

このバンドが大人の遠足を活動の目的の一つに置くのであれば、

ホンマに脱退した方がよさそうです。

どうやって伝えようかな。

それと僕のアルコール使用障害についても、どこまでカミングアウトするべきでしょうね。

 

一つ確実に言えるのは、

断酒ライフ入門によって、僕は僕自身をしっかりと見つめることができるようになったことです。

僕にとって音楽は、生き続ける意味そのものです。