僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日はベーシスト

飲酒歴40年、断酒歴7年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、これも修行?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日はお客さんとしてジャムセッションに参加してきたのですが・・・

 

ウインドシンセサイザーサウンド・イフェクター、

そして場合によってはドラムも叩かせていただこうと思い、

マイ・スティックももっていきました。

 

今日のセッションは、表向きはノンジャンル、どんなタイプの音楽でもOKという触れ込みでしたが、

ホストがジャズをメインのフィールドにしているピアニストでしたので、

一応、ジャズのテイストが中心でした。

 

僕以外の参加者ですが、

ヴォーカリストが3名、ギタリストが1名、

そしてドラマーが二人という、やや、偏った組み合わせ。

 

バンドの経験がある人はわかると思いますが、

この布陣、バンドとしてのサウンドを完成させるためには、

ベーシストが欠けているのです。

 

店のマスターに冗談半分でベース、ありますかと聞くと、

チャンとかっこいい楽器が出てまいりました。

今日の僕は、もう覚悟を決めて、ベーシストに徹することに決めました。

 

ジャズのベース、はっきり言って難しいです。

ビートはしっかりとキープしながら、

コードの進行感覚も確実にリードしなければなりません。

 

それからベースという楽器、肉体的にも負荷の大きい楽器です。

特に弦をしっかりフレット上に抑える左手の各指、

嬉しがって弾いていると、水膨れを誘発してしまいます。

 

 

ホストのピアニスト氏におだてられ、

他のお客さんたちにも持ち上げられ、

ほぼ、3時間、ベースを弾き続けました。

 

節目節目で指の表面にアイシングを施したこともあり、

水膨れを起こすこともなかったので、明日のピアノの練習には支障はないでしょう。

 

僕は基本的に人の演奏を聴くよりも、どんな形でもいいから、プレイしたい方なので、

まずその意味で今日のセッションは楽しめました。

ホンマに全曲参加しました。

 

それからアンサンブルにおけるベースという楽器の役割の重さ、

理屈では十分、理解しているつもりでしたが、

実際に長時間、プレイすることで、あらためて実感しました。

ええ勉強になったと思います。

 

いい歳こいてまだまだ発展途上、

断酒ライフが継続できているからこその人生の面白さです。