僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

究極のデュオ

飲酒歴40年、断酒歴6年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、バチが当たるかも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

まずいです。

そしてヤバいです。

この場合のヤバいは、20世紀人の使うヤバいで、ホンマの意味のヤバいです。

 

何がまずく、そしてヤバいのかというと、

ちっちゃなことですが、良いことがいくつか重なりました。

 

今日は京都は伏見稲荷近くのライブ・バーでのセッションのホストを務めてきましたが、

またも素晴らしい出会いがありました。

今日、出会ったのはお二人。

といってもお一方は先月の同じセッションで知り合ったベーシストの方です。

そしてもう一人は、

フェイスブックの告知を見て興味をもったという、ヴォーカリストのご婦人。

今日のセッションは、若干30台のドラムの M 君以外は、

僕も含めてアラシックスの香ばしいメンバーになりました。

 

実に抑制のきいた、大人なセッションになりました。

ジャムセッションの多くは、互いにけん制しあってテクの見せ合いになりがちなのですが、

今日はベーシストの方が、ウッドベースをアンプラグドで演奏されたこともあり、

音量が控えめで心地よいのみならず、

音数も控えめで、端正なアンサンブルを楽しむことができました。

 

特に印象深いのは、

僕がピアノを弾かずにヴォーカルに専念し、

ベーシスト氏の奏でる暖かいウッドベースサウンドと僕の声だけでトライした、

究極のデュエットでした。

 

僕は声で二つ以上の音程を同時に発生する、ホーミー唱法は少しだけできます。

でも、ホーミーをジャズ楽曲の中で展開するほどのテクニックはもっていません。

ベーシスト氏も、普段、クラシックのコントラバスを演奏されているということで、

あまりアクロバティックな変態奏法はなさりません。

 

つまりヴォーカルとベースのデュエットにあっては、

コード、つまり和音による伴奏に頼ることが全くできないのです。

そのような丸裸のアンサンブルでは、

音程もリズム感も厳しい正確さが求められます。

 

僕はこの究極のアンサンブルに昔からあこがれていました。

そして今日、思い切ってやってみました。

結論、くせになりそうです。

めげずに歌の練習を続けてきてよかったと思っています。

 

話はガラッと変わりまして、

昨日からパソコンに接続して使用しているキーボードとマウスが不調でした。

もっとも具合が悪いのは、ブルートゥース接続のための小さな USB 端子だけなんです。

そんな細かいパーツは売られていないだろうと思い、

今日、キーボードとマウスを購入しました。

ブルートゥース接続を放棄し、

基本的なスペックだけで構成されている低価格帯の製品を購入したのですが、

もう、大正解。

確かにパソコン周りのコード類は少々、散乱した様子になりました。

しかし、電池の心配もしなくていいし、

使い勝手には全くなんの問題もないのです。

何でも最新の技術を取り入れればえーっっというもんでもナイっすよね。

 

長年、しぶとく生き残ってきたいぶし銀たちには、

いぶし銀としての輝き方があります。

僕たちもやり直しいぶし銀人生、

思う存分、楽しんじゃいましょう。