僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

最近、不調なこと

飲酒歴40年、断酒歴6年と8カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、今日は忘備録というか自己喝!ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

ヴォーカリストとしての最近の伸びしろ成果を自慢します。

 

伸びしろその一。

シャウトしない歌い方にだいぶ慣れてきました。

以前は、曲のクライマックス部分では、

一番表現のポテンシャルの高い声を出すべきであると考え、

明らかに必要以上に、

明らかにはた迷惑に、

吠えていました。

 

この遠吠え唱法、決まればカッコええんですが、

ほとんどの場合、ただただうるさいだけでした。

しかも唄っている本人も必要以上に喉に負担をかけてしまい、

本番中にもかかわらず声が出にくくなり、

さらに吠えてしまうという悪循環に陥りがちでした。

 

最近になって、いくら自己チュウで吠えても曲は盛り上がらず、

お客さんやバンドにも嫌われるだけだということに気がつきました。

遅すぎです、気づくのが。

でも気づいただけましだということで、

喉に負担をかけずに伸びやかな声を出すことのできる発声法を意識するようになりました。

 

伸びしろその二。

少しだけですが新たなレパートリーを開拓しました。

 

1曲はジャズバラードの名曲、My One and Only Love 。

メロディーラインの起伏の激しいテクニカルな曲ですが、

意外にも僕の声にあっていたようで、スムーズに歌えています。

はよ、詩を覚えねば。

 

もう1曲は、まだ未完成なのですが、もう少しでモノにできそうです。

伝説のロック・トリオ、Cream の White Room です。

原曲のメロディーラインとコード進行は尊重しつつ、

ブルージーなロックをミステリアスなジャズバラード?に変換してみました。

決して一般受けはしないと思いますが、

ミュージシャン受けはかなり期待できると思います。

 

一方で、最近、さぼっていることがあります。

それはジャズ・スタンダードに独自の解釈で日本語の詩を付けることです。

何曲か候補曲はあり、具体的な詩のテーマを決めている曲もあります。

ですが、なかなか進めることができていません。

 

僕にとって詩を書くという作業は、作曲することよりも、

論文を書くことよりも、そしてこのブログを毎日アップすることよりも、

難しいようです。

 

ところがおかしなもので、突然、言葉が降ってくることもあります。

以前に報告しました、ジョン・コルトレーンの名曲、Giant Steps につけた詩、

「進撃の小さな巨人」の時は、ホンマに運転中に言葉があれよあれよと降ってきました。

 

かといって言葉が下りてくるのを手をこまねいて待っているわけにもいきません。

やはりうんうん言いながら、言葉をひねり出す苦行にも取り組まないと、

下りてくるものもやってこないでしょうね。

 

ここに宣言します。

作詞ノートを常に携帯します。

そして浮かんだ言葉はメモするようにします。

そんなことをしているうちに、浮かんだ言葉同志が化学反応を起こしてくれるでしょう。

 

断酒ライフのお土産、3C脳みそ(クール、クレバー、クリアー)で頑張ります。