僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

同僚たちの後ろ姿

飲酒歴40年、断酒歴6年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、改めて確認・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

 

大学の教員という職種は、いろいろな点で世間の物差しからずれています。

例えば、どれほど小規模の大学であろうとも、

教員全員が同じ日にキャンパスに出勤していることは結構珍しい。

 

テレワークが一般化する以前の殆どの企業体では、

所属する職員は、基本的には毎日、出社しますよね。

 

しかし大学の教員は、キャンパスで授業を行うという業務のほかに、

自らの研究活動を行うという業務があり、

この業務をどこで遂行するかは、各教員の裁量に任されることが多くなります。

そのためもあり、大学キャンパスに出勤しなければならない日は、

各教員によって異なります。

 

ですので、ほんとにたまにしか顔を合わさない同僚というのもいますよ。

 

今日、僕の勤務先では、

来年度の時間割を編成するための基本的なルールを確認するための会合が行われたため、

専任(正規雇用)、特任(期間限定雇用)を問わず、ほぼ教員全員がそろいました。

 

会合は少しばかり広めの階段教室で行われましたが、

僕は、強制解雇も近いということもあり、

最後部、つまり一番高い席に陣取り、

パソコンを開けていかにも会議資料を見ているふりをしながら、

内職にいそしんでいました。

 

後ろから教員たちの姿を見下ろしていると、悲しい事実に気がつきました。

男性教員の頭頂部や後頭部ですが、ほぼ7割近くの同僚たちの当該箇所が、

ある程度でき上がってしまったか、あるいは寂しい進化の真っ最中にありました。

僕よりも若い、今脂が乗りきっているはずの連中も、

局所的省資源化に誠意取り組んでいることを前向きに表明していました。

 

僕は幸いにも、今のところ、省資源化よりも色彩の変化の方向に進化しています。

でも同僚や後輩たちの後頭部をまじまじと眺めると、

自分も含めて、歳をとったなぁと思います。

 

このところ、高齢化について報告する機会が増えており、

ブログ内容のワンパターン化を反省すべきなのかもしれませんが、

でも、毎日、いやほど感じさせられていることなので、

仕方がないといえば仕方がありません。

当然の定めと受け入れつつ、

だからこそ抵抗心も燃やし続けていこうと思います。

 

歳はとっても、心は錦。

ジジィは死にまっしぇん!