僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

試供品で楽しむ?

飲酒歴40年、断酒歴6年と9カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル63。

本日もリスボンの、これもある意味役得?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日の午前中は、クソ親父のお医者さんへの送迎運転手でした。

僕は親父を、今年の3月に食事等の提供がある高齢者専用アパートに移転させました。

その後、ちっちゃなトラブルは何回かありましたが、

最近は比較的、落ち着いているようで、軽度の認知症が確実に進行しているようです。

おそらく当人にとっては、不自由極まりない生活で、不満もあるでしょうが、

一人暮らしを継続させ、野放しにすれば、またいろいろと世間に迷惑をかけ、

結局、僕がしりぬぐいに走り回ることになるのは火を見るよりも明らかなので、

このまま、おとなしくしてくれれば、

月1回くらいの運転手くらいはやります。

もちろん、一言も口はききませんが。

 

ところで車の話なのですが、

カローラ38万キロ君から、カローラフィールダー君に乗り換えて、4カ月以上が経過し、

ドライビングポジション等もほぼ固まりました。

まだオートマには慣れ切っていないようで、

加速の際に、ついつい、ミッションのシフトアップの動作を反射的に行ってしまいます。

後はほぼ、慣れたかな。

 

カローラ38万キロ君の時は、6連奏CDプレイヤーなぞという、

便利だったのか不便だったのかよう分からんオーディオシステムでCDを再生していましたが、

フィールダー君のオーディオシステムのCDプレイヤーはもっと単純で、

手元でいちいち、手入れでCDを入れ替える操作を行います。

6連奏システムは、プリセットした6枚のCDを連続で再生できましたが、

6枚のCDを別の組み合わせに入れ替える作業は、結構、面倒でした。

ですので、今の手元での手入れの入れ替えの方が、便利といえるかもしれません。

 

今日からこのオーディオシステムで、

かつて僕がほぼ役得ともいえる手法で無料で入手したCDを楽しみ始めました。

それは何かというと、

大学での英語の授業用のリスニング用CDです。

今ではほとんどありませんが、

かつて、少なくとも20世紀のころは、

毎年、秋口くらいから、大学の外国語担当教員に向けて、

教材開発会社から授業用教材の試供品が送られてきます。

多くは教材の一部を編集したデモサンプル版なのですが、

中には教材一揃え分、まるまる送ってくる会社もありました。

 

僕の元にも、多くの教材サンプルが送られてきましたが、

それらの中には、僕自身のリスニング練習にも使えるCD教材もありました。

僕はそれらの殆どを捨てずに残していましたが、

ふと思いついて、今日から運転中にそれらを聴いてみることにしました。

 

多分、ようつべで海外発信の動画を積極的に視聴していた効果だとも思いますが、

60過ぎたジジィが、自分のスキルの向上を確認できました。

高齢化の進展によって失われる知的能力もありますが、

それほど老化の影響を受けない能力もあるようで、

僕にとって英語のリスニング力は、まだまだ開発途上の段階にあるようです。

 

昨今の AI の進化には目を見張らされます。

特に外国語の翻訳ソフトに関しては、その精度は驚くほど向上しています。

でも、AI が進化したからといって、外国語のスキルが無意味になることはありません。

むしろ機械の進歩というまやかしのため、

人間として外国語をその場で使いこなせるスキルの重要度は高まっていくんじゃないかな。

 

断酒ライフの最大のお土産、3C(クリアー、クレバー、クール)な頭脳の価値は、

これからも色あせることはないでしょう。

断酒ライフに入門してますます若返るぜ、世間に迷惑をかけても。