僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

輝いた新田君の走り

飲酒歴40年、断酒歴6年と11か月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、今日はアスリートに感動・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

正月2日目、3日目の家でダラダラ父さんの定番といえば、箱根駅伝

(正式名称は、東京箱根間往復大学駅伝競走というんだそうです)

朝7時くらいから、午後2時くらいまで、

茶の間のテレビの前に居座っての、家族迷惑、ロングラン鑑賞会ですね。

もちろん、動いたっきり老人、老年性ADHDの疑いの濃い僕は、

そんな7時間にも渡る行?、挑戦しようとすら思いませんよ。

 

しかし今朝は、8時半から9時過ぎくらいまで、

第一区の後半だけは、テレビにくぎ付けになってしまいました。

オープン参加の関東学生連合チームの第1走者、育英大学の新田颯君が、

とんでもないペースでのぶっちぎり独走を展開していたからです。

 

関東学生連合という参加形態については良くは知らないのですが、

僕には、強豪大学以外の選手にも光を当てる素晴らしい制度だなと思いました。

オープン参加ということで、公式記録には残らないのだそうですが、

しかし、人びとの記憶に残ることはできます。

 

新田君は、早い段階から一人旅に突入しました。

残りの公式参加、20チームが、互いにけん制し合いながらの神経戦を展開する中で、

新田君は、今こそこれまでの練習の成果を発揮する時だとばかりに、

快走を続けました。

テレビの中継画面も、半分以上の時間を新田君の楽しいそうな走りが独占しました。

 

 

最終局面で、集団を抜け出してきた明治大学の富田君に抜かれ、

そして駒澤大学の円君にも抜かれてしまいましたが、

今回の新田君の走りは、多くの人びとの心をつかんだと思います。

 

ぎりぎりまで我慢の走りを貫き、

最後の最後にチーム戦としての駅伝の走りの真髄を見せてくれた、

明治の富田君にも感銘を受けました。

18キロ近く続いた、集団の中での神経戦の走り、

イラつきを感じたことだろうと思います。

もちろん、この点は、駒澤大学の円君も素晴らしかった。

 

人の輝き方は様ざまだと思います。

人によっては、他の人からは輝きが見えないこともあるでしょう。

でも、いろいろな輝き方がいろいろな感動を生み出してくれる、

今日の新田君の走りから、久しぶりに爽やかな感動を覚えました。