僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

もしかすると初体験?

飲酒歴40年、断酒歴7年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、納得といえば納得?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

4月1日、新しい年度が始まりました。

でも今日は土曜日だったので、公式の予定は何もなく、1日中、ヒッキー君でした。

日中は暖かかったこともあり、充実したヒッキー君ライフだったかな。

 

午前中は、家事ルーティンとピアノの練習、

昼からは庭でアウトドア読書と歌の練習。

特に読書タイムでは、昨日、報告しました、デンマーク人女性イマームの自伝的エッセイの中の、

キリスト教イスラムのどちらを信仰するのかについて悩んだ、彼女の青春時代についての記述を読み、

いろいろと学び、また考えさせられる材料をもらいました。

 

今日のタイトルに挙げました初体験とは、全く別の事案です。

読書タイムと歌の練習の間の時間なのですが、

僕にしては珍しく、スマホを弄んで(スマホに弄ばれて)みました。

 

僕は一応、ツイッターのアカウントはもっています。

もっていますが、ホンマにもっているだけです。

でも、どうやら世の多くの人びとは、この SNS にかなりハマっているそうで、

また使い方によっては便利な側面もあるそうですね。

 

そこでスマホからツイッターの世界に進入してみました。

全く見当もつかないまま、アプリを開けてみましたが、

とりあえずは勤め先の大学の名前から検索をかけてみました。

 

検索結果の中から、もしかすると知っている学生のアカウントではないかと思われる書き込みを見つけ、

アクセスしてみると、びったし、ビンゴでした。

 

一人、見つけると、芋ヅル式というほどでもありませんが、

何人かの学生たちの書き込みにもアクセスできました。

もちろん、書き込みの一つひとつは、他愛もない内容です。

でも何となく、他人のプライベートをのぞき込んでいるような、

あまり褒められたものではない、おもしろさを感じました。

 

もしかすると、このよからぬ好奇心の連鎖が、

世の人びとが飽くことなくスマホを覗いている理由の一端なのかもしれません。

コミュニケーションの新しいメディアとしての可能性も感じましたが、

しかし同時に、エネルギーと時間の無駄遣いに堕する可能性も感じました。

 

そして僕がもう一つ危惧するのは、

ツイッターは単なるエネルギーの浪費のみならず、

その限定的なメディア特性ゆえに、誤解の連鎖を生み出す可能性も高いだろうなと思われる点です。

ツイッターに限らず、SNS 全般に言えることですが、

書き手と読み手の温度差や、用いられるボキャブラリーの落差等から、

取り返しのつかないディスコミュニケーションを招来する危険性も高いようです。

 

バカとはさみは何とか、と言ってしまえばそれまでですが、

現代人の多くがメディアに踊らされている現状を考えると、

やっぱり僕は、ITギャートルズの生き方を選びます。