僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

不審者風?

飲酒歴40年、断酒歴7年、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、これも一つのカウントダウン?ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日から勤務先の大学の卒業制作展が始まり、

早速、1日かけてじっくりと見てまいりました。

 

僕の勤務先の大学の卒業制作展の会場 京セラ美術館です

出品学生たちですが、

鑑賞者からの質問等に備え、常に自分の作品の横で待機している学生諸君と、

当番として会場案内等の業務にあたっている学生たちが会場にいました。

 

今年の4年生たちですが、

入学した最初の1年間は、新型コロナウィルス感染拡大の前でしたので、

全ての授業を対面で経験しましたが、

2年生以降は、2年生の時はほとんどの授業が遠隔、

3,4年生の時は、遠隔授業と対面の授業が混在した形で学習を続けてきた学年です。

 

僕の授業の8割は1年生を対象としていますので、

3年前には教室で顔を突き合わせながら、

その後は、疎遠になってしまったという間柄です。

 

とはいえ、小さなキャンパスでしたので、

顔を頻繁に合わせてきた諸君も少なくはありません。

 

今日の僕は、昨年の末に購入した帽子を被り、

そしてマスクをしていましたので、

2年生以降、あまり大学に来る必要のなかった学生諸氏からみると、

何やよう知らんおっさんがうろうろしとるという感じに見えたかもしれません。

 

実際、今日、時間をかけて展覧会場をじっくりと見て回りましたが、

僕と顔をあわせてもきょとんとしている学生が多くいました。

多分、1年生の時にいくつかの授業でかかわっていたあのおっさん(僕のことです)とは、

分からなかった、あるいは、そうかもしれないけれど何となく確信が持てなかった、

そんな感じで見ていたんだろうなと思います。

 

寂しいっちゃ、寂しい、

でも、定年まであと1年という時限を考えると、

不審者風に怪しまれながらフェイドアウトするのも悪くないなとも思います。

 

今年も卒業式の後のパーティーはないはずです。

静かな別れの時間がもうすぐやってきます。