僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

脱マスク初日

飲酒歴40年、断酒歴7年と1カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、多分、行きつ戻りつ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

新型コロナウィルスの感染拡大が地球規模で社会問題化してから、

ほぼ、丸3年がたちました。

今日からこの国では、マスクの着用については、個人の判断に委ねることになりました。

かつての生活に完全に戻ることはないとは思いますが、

しかし重苦しい時期の一つの終息点にはなると思います。

 

僕の生活にも一つの大きな波及効果がありました。

以前の僕は、大津市内の3か所の障害者施設で、定期的にアートワークショップを行っていましたが、

全て、新型コロナウィルス感染拡大が社会問題化してのち、中断状態に追い込まれていました。

今日、そのうちの1か所から連絡があり、

月に一度のワークショップを再開したいというご提案をいただきました。

 

うかつにも、全く予想だにしていませんでしたので、

お話をいただいて小躍りしてしまいました。

 

またあの楽しい活動を再開できる、

障害とともに暮らしている仲間たちと笑顔を交換することができる、

勤め先の大学を退職してからも、社会とのつながりチャンネルを確保できる、

そしてその中で、またいろいろなことを考えるきっかけをもらうことができる。

 

生き続けることの意味を再確認するチャンスとして、しっかりくらいついていきます。

ワークショップを再開させていただく施設です。

 

昼からまた少し買い物に出かけましたが、

僕は思い切って、マスクを着用せずに各店内に侵入してみました。

どの店にも、入り口にマスク着用を要請する掲示はありませんでした。

もちろん、従業員の皆さんは、マスクを着用されていましたし、

それからマスクを着用していない来客も、極めて少数でした。

まだ皆さん、マスクを外せないようです。

でも、うれしがってマスクを外した僕のような客に対して、

特に敬遠されるようなことも、監視するような視線を投げかけることもなかったようです。

 

マスクを着用せずに建造物内で行動する人が増えるには、まだまだ時間はかかるでしょう。

でも、一億総相互監視体制という、マンガ的な息苦しさは、もう現れないと思います。

 

果たして僕の勤務先では、どのような指示がなされるのでしょうか。

案外、大学という機関は、保守的ですので、

学校法人理事長名でのマスク着用指示は継続されるような気がします。

 

反抗しようかな、どうしようかな。

芸大である以上、社会問題に対して感性の観点から批判的に考察する必要もあるしな。

最後の1年、暴れてもいいような気もするし、

最後の1年だからこそ、大人な対応に終始すべきのような気もするし。

 

でもとりあえず、脱マスク初日、一抹の光は差し込みました。