僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

31年の終着点、振り返ることは・・・

飲酒歴40年、断酒歴7年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、1年では足りないかも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

3日が入学式、

昨日6日が、全体授業ガイダンス、

そして今日7日が、個別履修相談。

今年で定年を迎える今年度の僕の、今日までの年度始まりの仕事です。

 

入学式は、もう完全に形式的なもので、

出席義務が課せられているらしいので、何の感慨も感じることなく、出ました。

 

昨日の6日は、全新入生を2グループに分けて、

午前と午後の2回、顔見せのような自己紹介。

ホンマは担当する授業の内容や新入生に対するメッセージを伝える機会ですが、

僕は完全に受け狙いで、チョコレートが大好きだと連呼し、

それとなく授業単位認定のための賄賂を要求しました?

 

そして今日は、希望する学生に対する履修科目の相談会。

1時から5時まで、多くの学生が相談に訪れ、いろいろとアドバイスしました。

結構、疲れました。

 

今年の僕の学生諸氏に対するメンタリティーは、これまでとは異なります。

基本的には今年1年間しか、彼女・彼らとは付き合うことはないはずだからです。

僕は、僕がこれまで積み上げてきたものを若者に伝えることを、天職と考えてきました。

そしてこの勤めは、単年度で完成するものではありません。

しかし今年、まさに今、出会いつつある若者たちと共有できる時間は、限られています。

 

定年前、最後の1年間、

僕の31年間の仕事の終着点ですが、

あまりにもいろいろありすぎて、

単純には評価できません。

 

それなりの感慨もそのうちに沸き起こるのかもしれませんが、

とりあえず、今日は久々の若者たちとの直接のぶつかり合い、

寂しさを隠しながら、しかしいつもの年と同じように、

楽しく、そして疲れました。

 

大事な1年間になるのでしょうか。