僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

せっかちの功罪

飲酒歴40年、断酒歴7年と3カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、ようやっと分かったみたい・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

多分、僕は、根がイラちだと思います。

待つことは基本的に好きではありませんし、

仕方なく待たなければならない時も、だいたいイライラしています。

 

基本的に性分としてのイラちは、マイナスに働くことが多いと思いますが、

イラちであるがゆえに、いろいろと効率的な進め方を工夫しようとするポジティブな面もあります。

もしかすると書類づくり等の事務作業で過剰な疲労に落ちやすいのも、

常に作業を効率的に進めるための裏技を求めて、あがきながら仕事を続けているからかもしれません。

 

僕はここでもたびたび告白してますように、デジタル事務仕事が苦手です。

恐らく何らかの手順のミスで少しでも作業が停滞すると、

即座に解決できないことに過剰に反応してしまい、

ネガティブな脳内物質が分泌されてしまうことによって、

落ち着いた対応ができなくなってしまうからなのでしょう。

 

しかしこの頃、少しづつですが、

ものごとをゆっくり進めることができるようになってきました。

ようやく、仕事というものは、

慌てたところでそれほど効率が上がるものではないということに、

気がついたのかもしれません。

 

僕たちが過剰飲酒に陥ってしまったのも、

イラちの性分が関係していたのかもしれません。

酒の力で気もちの高揚が効率的に得られることに、

若くしておぼれてしまった、

恐らくこのことも、10代から習慣飲酒に落ちてしまった理由の一つでしょう。

 

一つひとつの作業をゆっくり行うようになって初めて見えた景色、

初めて聞こえるようになってきたサウンド

そして総合的な空気感とも、ようやく出会えました。

世界とがっぷり四つで組み合う楽しみとまだまだ出会えそうです。