僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

読書という苦行?

飲酒歴40年、断酒歴7年と6カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、老化?劣化?それとも今年の特別な事情?ノープラン・ブログ、

ご訪問ありがとうございます。

 

言うてもしゃぁないのですが、暑いっすねぇ、毎日。

暑い、もそうですけど、熱い感じも否定できません。

とはいっても、肯定的な感想は全くありませんが。

 

今日から8月、早いものです。

仕事の事情をお話ししますと、

僕たち、教師は、前期の授業の仕上げ業務に入ります。

採点っちゅうたら責め苦です。

 

今期の僕の担当科目は、全部で5科目、

そのうち、英語の2科目は、普段の授業運営の中で採点は終わっているようなものです。

 

問題は、講義科目、いずれの科目も、受講者にレポート課題を課しました。

まだ提出期限は過ぎてはいないのですが、

早めに提出してくれている学生諸君もいますので、

採点作業に取り掛かっています。

 

時々、ここでも愚痴ってますが、いやぁ~、ホンマにしんどい作業っす。

最近の若者たち、日本語の作文作法を教わっていないんでしょうね、

句読点は打たないわ、段落替えはしないわ、段落の頭の字下げはしないわで、

読みにくいこと、この上ない。

しかも、日本語なのに文法がムチャクチャ、

こちらとしても殺意が芽生えてしまいますわ。

 

そしてさらに問題をややこしくしているのが、

中国人留学生たちです。

日本語として成立していないレポートに対しては、

やはり、当然の判断を下すことにします。

 

さらに面白いのは、中国からの留学生、

調べ物については、中国のウェブを活用してくれるのですが、

僕の専門分野であるデザイン史に関していうと、

日本の専門家と中国の専門家の間では、

歴史的な見方がかなり異なることも少なくありません。

 

あまりにも国際的な標準から外れた見解を参考にしたレポートに対しては、

それなりの対処をしますが、

しかし、中国の学界の見方を知ることができて、なかなか興味深いですよ。

 

今日は、午前中、2時間ほど、採点作業に当てました。

そして昼から地元の図書館に出かけて、じっくりと本を読むことにしました。

が、・・・・。

目当ての書物を見つけて読み始めて20分ほどで、かなり深く眠ってしまいました。

 

少しばかり難しい書物を読むと、脳みそが拒否反応を示してしまう、

単純に老化でしょうか、

それとも老化というよりも劣化というべき段階に突入しているのでしょうか、

あるいは、今年の酷暑のためでしょうか。

またまたあるいは、午前中に採点という苦行に勤しんだからでしょうか。

 

多分、すべての要素の詰め合わせセットでしょうね、原因は。

長年の過剰飲酒のために脳みそのシナプスの切れ具合は平均値を上回っているでしょうし、

今年の酷暑も、そして午前中の難行も、居眠りのトリガーでしょう。

 

あまり深刻に考え過ぎるのもよくないでしょうが、

読書体力の劣化が現れてきたのも事実のようですので、

少し心掛けて、鞭を入れようと思います、ハイ。