僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

猛暑殺人列島

飲酒歴40年、断酒歴7年と6カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、来年のことを思うと・・・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

とんでもない猛暑が連日、続いています。

ついに、この猛暑の連続が直接的な原因としか思えない、人の死亡事例が出始めました。

 

むやみに外出するな、

運動はするな、

冷房を適切に利用せよ、

水分、塩分の補給に気を配るべし。

 

テレビをはじめとする公共メディアの出演者たちは、

繰り返し、人びとに警告を告げます。

 

しかし出かけない訳にはいかない人びともいます。

運動を自粛することが難しい人びともいます。

 

野外での労働に従事されている皆さんには、

ご自身の命を第一に考えてくださいという、

無責任なお願いしかできません。

 

そして冷房を適切に活用せよという指示ですが、

この指示に対しても躊躇せざるを得ない人びともいますよ。

もちろん、経済的な理由がその第一でしょうけど。

そして何よりも、冷房というシステム、根本的にSDGs に矛盾します。

そのあたりに釈然としない思いをもつ人びともいると思います。

 

僕にもやや、その傾向があります。

一部の空間だけの温度を下げて、その結果?生じた熱気を外部に放出する、

この機構が都市的な規模で蓄積されるのが、ヒートアイランド効果ですよね。

ヒートアインランド効果を放置したままでは、

毎年のように猛暑がこの国を襲うことになります。

どこかで悪循環を変えなければならないはずですが、

そのようなことは可能なのでしょうか。

 

僕にはテクノロジー面の見通しは分かりません。

分からないなりに考えてみると、

この星の表面の7割以上を占めるという、

海洋の力におすがりするしかないのかもしれません。

 

 

しかし何とか海の力を利用することができたとしても、

人間自身が暮らし方を改める必要はあるでしょうね。

 

せっかくリセットを許していただけた人生ですから、

生き延び続けます。

叫ぶ必要がある時には、叫ぶ覚悟をもちます。