僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

疲れのとれない一日

飲酒歴40年、断酒歴7年と6カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル64。

本日もリスボンの、多分、ええことやと思います・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は完璧にヒッキー君な一日を送りました。

朝、新聞をとるために玄関に出たのと、

3時くらいに少しだけ森の中に足を踏み入れたくらいで、

ホンマに外出しませんでした。

 

もちろん、外出する予定がなかったというのが一番、大きな理由ですが、

後、一日中、疲労感が抜けなかったというのも理由の一つです。

ただし、いやな疲労感ではありませんでした。

 

どのくらいの疲れ感かというと、

僕にとって一番重要な日課である、ピアノの練習の際にも、

首から肩にかけて、痛みというほどではないのですが、

どことなく重苦しい感じが付きまとっている感じでした。

 

疲れの理由ははっきりしています。

昨晩のジャム・セッションです。

 

僕は現在、月に2回から3回、それぞれ異なるお店で、

ジャム・セッションのホストを務めていますが、

それぞれの店でセッションの様子は全く異なります。

 

そして昨晩のセッションは、音楽的には最も創造性が高く、

緊張度が要求されます。

2時間ほどの演奏ですが、

演奏中は夢中になっていますので、気がつきませんが、

帰宅すると同時に、疲れがどっと襲ってきます。

そしてひどい時には、今日のように、一晩、睡眠をとっても、疲れが取れません。

 

昨晩のセッションは、今の僕にとって一番、重要な音楽仲間が集まります。

中でも、ともにホストを務める、そして僕と同じピアニストの O さんのプレイには、

煽られます。

 

O さんは、僕よりも二回りほど若いのですが、

ジャズに対する考え方が僕と非常に近く、

また僕とはまた異なるピアノテクニックをもっているので、

一緒に演奏していると、大いに参考になると同時に、

よい意味での対抗心にも火をつけられてしまいます。

 

 

そして何よりもありがたいのは、

僕がこれまで知らなかった僕のプレイが生まれてくることです。

即興演奏を通じて、新しい何かが生み出されていく、

そのような場に共犯者として同席できる幸運、

ホンマにジャズの醍醐味、ここに極まれりといった感じです。

 

そしてそのような場に同席するためには、

僕自身もかなりエネルギーを消費しているんでしょうね。

いつも以上にチョコレートに頼ってしまいます。

でも、いいよね、きっと。