僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

M1 グランプリ

飲酒歴40年、断酒歴7年と11ヶ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、世捨て人・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

つい最近、今年の M1 グランプリの決勝があったんですってね。

で、優勝したのが令和ロマンというチーム?だったそうですが、

僕、全く知りません。

よーつべで探せば、ネタの一つくらいは確認できるんでしょうが、

別に探していません。

昨年の優勝コンビ、ウエストランドについても、全く知りませんでした。

 

僕はお笑いに興味がないわけではないんですよ。

例えば、ネタによってはあまりに品がなさ過ぎていやなこともありますが、

コトバ選びのセンスでいえば、金属バットはかなり気に入っていますし、

ルックスも含めて勝手なことを言えば、

ハイツ友の会も、気になる存在です。

実はハイツの清水さんは、僕の勤務先に在籍していたことがあります。

もっとも、在籍中の彼女のことは全く知りませんでしたが。

 

僕が最近の M1 にアンテナを立てていないのは、

多分、二つくらいの理由がありそうです。

 

一つ目は、ゴールデンタイムのテレビ放送をほとんど見なくなったことでしょう。

ホンマにテレビを見なくなりました。

ですので、お笑いだけではなく、いわゆる世間のトレンドっちゅうたらヤツについても、

僕のアンテナは錆びついています。

特に若い女の子のことは、全く知りませんわ。

新しい学校のリーダーズを知っていたのは、僕にとってはちょっとした奇跡ですよ。

 

M1 への関心が薄れてきたもう一つの理由は、少しばかりめんどくさいのですが、

お笑いにしても、音楽にしてもそうですが、

いわゆる芸事について、コンペティション形式で競うことの意味への疑問です。

 

クラシック音楽演奏家のコンクールに関していえば、

技術的な評価という、ある程度の、ただしあくまである程度の客観的なものさしがありそうですので、

コンペという形式は部分的には成立するかもしれません。

 

でも総合的な判断に関していえば、

ライブパフォーマンスを基本とする芸事には、

客観的なものさしは存在し得ないんじゃないかな。

 

特に最近の M1 では、作り手サイドの構成技術に対する評価が大きく意味をもつようになり、

エンターテインメントを純粋に楽しむ視点が失われてきているような気がしています。

 

お笑いを盛り上げ、エンターテインメント文化の質的な向上に寄与する、

M1 には、そんな役割はあったと思いますし、

大きな貢献を果たしてきたとは思います。

でも何となく、曲がり角に来ているような感じもします。

ちゃんと見ていないのに言うのもおかしいかもしれませんけど。