僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

特殊兵式旅行

飲酒歴40年、断酒歴8年、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、僕の旅行と中国の今後?ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今日は連休の最終日だそうですが、

世を儚む天下御免の無職予定人にとっては関係のない話です。

ピアノ、ベース、歌の練習と、研究室の後片付けで一日を過ごしました。

特に歌の練習に関しましては、

明日に予定されているライブ・ステージのセトリを意識しながら、

歌詞が全部、頭に入っているかどうか、丁寧に確認しました。

多分、大丈夫でしょう。

 

ところでタイトルの「特殊兵式旅行」という言葉ですが、

最近、中国の若者たちを中心に使われている言葉だそうです。

 

かつて中国からの来日旅行者といえば、

爆買いツアーが有名でしたが、

夕方の情報番組、「テン」によると、

中国国内の経済情勢を反映して、様子が少し変化し始めているそうです。

 

「特殊兵式旅行」とは、

買い物や移動手段の高級化にはあまりお金をかけず、

できる限り低予算で移動しながら、

旅行先での豊富な体験に重きを置くような旅行スタイルだそうです。

タクシー等は用いず、公共の交通機関を活用し、

できる限り多くの滞在地をめぐり、できる限り住民目線に近い体験をする。

ある意味で合理的な旅行方法といってよいでしょう。

 

僕は経済の見通しについてはあまり詳しくないのですが、

今後の中国経済は、不動産業の構造的な失敗を契機として、

低調に推移するという予想が紹介されます。

「特殊兵式旅行」の流行も、中国経済の先行きの暗さと無関係ではないでしょう。

中国人留学生を無理に受け入れることで財政的な生き残りを画策してきた日本の私立学校も、

多かれ少なかれ、中国経済の不調の影響を受けることでしょうね。

 

僕のこれまでの海外旅行を振り返ってみると、

ほぼ毎回、完璧に「特殊兵式旅行」でした。

海外でタクシーを利用したのは、これまで2回だけです。

食事も、ほぼ毎回、現地の大衆食堂に相当するようなところで楽しみ、

昼食に至っては、現地のスーパーやマルシェで調達しました。

台北では、ストリートの屋台にお世話になりましたし、

北京では複数の店舗が共同で出店しているフードコートでの食事を楽しみました。

 

北京の中心部、王府井のフードコートの料理

 

「特殊兵式旅行」、楽しいですよ。

僕の場合、何といっても、旅先で現地の人たちと話ができたことを楽しく思い出します。

長らく海外に行っていませんが、

もし行く機会があれば、また歩き回り、安価で美味しい食事を探し求める、

「特殊兵式旅行」に没頭しようと思います。

 

そのためにも、断酒ライフ、絶対、継続です。