僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

3000日。

飲酒歴40年、断酒歴8年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、アニヴァーサリー・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

本日をもちまして断酒ライフ継続、3000日を達成いたしました。

 

飲酒者の頃は、断酒ライフそのものが想像すらできませんでした。

断酒ライフはおろか、一日の締めくくりに酒を飲まないということが考えられませんでした。

 

酒を飲まずして一日を締めくくる、酒を飲まずして眠りに落ちる、

これらの当たり前のことを全く考えることができず、

酒を飲むことこそが一日の生活の当着地点であると、信じて疑わなかった日々。

それが僕の前半部の人生でしたが、

いろいろなおかげさまがありまして、

酒を全く必要としない人生の後半部に突入することができ、

その日数(ひかず)が三千日に届きました。

 

神様、家族を始め、いろいろなおかげさまに感謝いたします。

 

そんな記念すべき日に、またもや元の勤務先に行ってきました。

理由はいくつかありますが、恐らく、今後もちょこちょこ、顔を出すことになると思います。

 

しかしさすがに退職後、ほぼ1週間、通いなれた道とはいえ、

大学にアクセスする道も、そして来客として受付を済ませてから車で侵入する構内も、

少しばかりよそよそしさを帯びており、こちらも少しばかり緊張しました。

よく知っているけど、始めてきた場所のような、不思議な感覚です。

 

学内で巡視巡回中の守衛さんに会えました。

この守衛さんにはいろいろお世話になりました。

何度でもまた来てくださいと言われ、照れくさいような、恥ずかしいような、

でもやっぱりうれしい気もちにもなりました。

 

何ぼ強がりを言っても、人は人とのつながりの中でしか生きていくことはできないようです。

そんな当たり前のことを改めて感じることができた、3000日目の記念日でした。