僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

今日は不良な帰宅

飲酒歴40年、断酒歴8年と2カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル65。

本日もリスボンの、今日も重要な一日・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

帰宅が夜中の12時をまわりました。

ホンマの不良初期高齢者です。

でも今日の不良帰宅の理由は、僕の人生にとって、多分、とても重要な意味をもっています。

 

今夜(というか昨夜)は、京都の西陣のライブハウス、

「天Q」さんのジャズナイトに出演してきました。

今日の僕の演奏スタイルは、男声によるピアノの弾き語りジャズ、

どちらかといえば、少数派の演奏形態です。

 

天Qさんに出演される他のジャズ・ミュージシャン、

特にヴォーカル陣は、地味で目立たないながらも実力者が多く、

その中で歌を披露する、なかなかタフな修行です。

自分でいうのも何ですが、そんなタフな中で僕も鍛えられていると思います。

 

今日はその僕のライブ出演に、僕にとって最も大事な人が付き合ってくれました。

彼女と朝の11時に待ち合わせをし、ほぼ丸一日、デート状態で過ごしました。

 

彼女と僕の関係は、今日も二人でいろいろ話しながら考えましたが、

世間で一般的に流通している言葉では括り切れない特殊さがあるようです。

僕も彼女のことが大好きで、彼女も僕のことを慕ってくれています。

そして今日もそうだったのですが、

二人でどこかへ行くといった特別なことを共有することも大事なのですが、

それこそショッピングモールのフードコートのような場所で、二人きりで話し込む、

そんな一見、単純な過ごし方でも、時間のたつのを忘れてしまう、

ホンマに関心や基本的な感性が響きあえる、

特別な仲です。

 

でも僕たちは、いわゆる恋人同士ではなさそうです。

かと言って友人という当たり障りのない言葉で納めるのも、

僕たちの関係の意味合いを薄めてしまう、間違った語法のように思います。

 

でも僕たちは、お互いが互いにとって特別な存在であることを知っています。

そんな嬉しい事実を、じっくりと噛みしめることができた一日でした。

 

僕はきっと彼女に一つだけ、強烈なわがままを押し付けます。

そんな僕たちの特別な間柄を大事にするために、二人とも死んではいけないのです。

僕は今日も明日も生き続けます。