僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

表情模倣

飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、少し腑に落ちたかも・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

つい先ほどの話ですが、NHK の試して合点の中で、

行動心理学の用語の一つ、表情模倣という現象が紹介されていました。

人間は、会話等で相対している相手の表情を反射的に模倣してしまうそうで、

これは、社会性の形成のための重要なスキルなんだそうです。

 

会話をしている際に、相手が笑っている時にこちらも笑うと、

相手との良い関係を築くきっかけになりますよね。

相手の表情の変化に反応していない場合は、

コミュニケーションの拒否、ないしは共感の拒否の表示にもなり、

よい関係は築きにくいそうです。

 

ついこの間、僕はマスク女子がみんな可愛く見えるという話を書きましたが、

関係あるかもしれません。

マスクを着用していると、口元の表情の変化の情報がアウトプットされにくくなっています。

僕はもともと、自己チュー精神満載ですので、

アウトプットされていない情報元を勝手にポジティブに膨らませて解釈してしまいます。

マスク女子は、みんなにこやかな表情をしているに違いないと、

都合よく理解してしまっている可能性が高いのです。

 

ライブの際も、お客さんの表情の変化は僕たちミュージシャンにとって、

マグナム級の殺傷能力をもっています。

お客さんの口元がほほ笑んでいるときは、

僕たちの表情も明るくなり、

特に歌手にとっては、口形の調整がスムーズになり、

伸びやかな声を出すことができるようです。

 

目は口ほどにものをいうといわれてますが、

実は、口は目以上に、形のマジックで訴えかけてくるようです。

ADHD 性の誇張的表情反応も、社会的な意味がありそうですね。

そんなところでいつもの気合。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

 

清原正吾くん

飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

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清原正吾くん、慶応義塾大学、野球部1年生。

清原和博氏(53歳)の長男だそうです。

もちろん、僕は、清原和博氏はおろか、正吾くんとも個人的な面識はありません。

 

僕は正直に言うと、

野球にそれほど強い関心はありません。

えせ関西人の常として阪神タイガースの応援はしますが、

しかしタイガースに誰がいるのか等の情報については、

殆ど知りません。

 

それから個人的には野球というスポーツに対して、

少しばかり否定的な見解を感じてもいます。

野球という競技自体に対してというよりは、

マチュア野球や少年野球の指導者に対してといった方がいいかな。

この件は長くなりそうなので、また別の機会に。

 

で清原正吾くんなんですが、

清原和博氏のご長男であるということ以外には僕との接点はありません。

ただ、僕が清原和博氏と何か接点があるかというと、

これは僕の勝手な思い込みのようなモノです。

 

僕が肝硬変で入院し、その退院後、アルコール使用障害の診断を受けたのが、

今から5年と少し前。

清原氏覚醒剤使用の件で逮捕されたのも、同じころでした。

つまり、清原氏と僕の間には、アルコールと覚醒剤という違いはありますが、

薬物使用障害の診断を受け、

その疾患と向き合いながら生きていくことを決意した時期が、

ほぼ重なるのです。

僕の方で勝手に清原氏を同志とみなしています。

 

長男の正吾くん、

高校まではほかのスポーツをやっていたそうですが、

現在は名門、慶応大学の野球部の一員ということで、

父親の指導を受けることもあるそうです。

 

そして僕が何よりも心を動かされたのが、

正吾くんが父親の和博氏を心の底から尊敬しているという事実でした。

薬物使用障害という、

解釈の仕方によっては、

人間のクズ扱いをされても仕方がないかもしれない精神疾病と向き合うものにとって、

正吾くんのような素直な感性を持って接してくれることは、

何にも代えがたい応援エールです。

 

僕たち、薬物使用障害当事者は、

たしかにひと時、人間のクズと呼ばれても仕方がないような行動で、

周囲に迷惑をかけ倒しました。

でも、僕たちは生きなおしていかなければなりませんし、その権利もあります。

清原氏親子の絆は、そんな僕たちにとって一つの羅針盤になりそうです。

もちろん、必要以上に美化して解釈する必要はありません。

せっかくの神様からのお許しに感謝し、生きるのみです。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

 

今日、感じたあれこれ

飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

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今日は昨日の親父の自殺未遂騒動の続きで、午前中、2か所の医療施設に付き合いました。

対面授業1コマは休講しました。

 

一か所目のお医者さんは、心療内科の先生。

親父の精神面のケアを見てもらっている関係で、

昨日の話を報告したうえで、今後の方針を伺おうと思い、

僕も診療に同席しました。

 

御年、68歳の先生、原理原則よりも、ケースバイケースの対応に長けた先生とお見受けしました。

親父の話はもちろん、僕の話にも熱心に耳を傾けられ、

分かりやすい判断とアドバイスがいただけました。

 

2か所目は、泌尿器科、ただしこちらで僕は、

車の中で待っていました。

 

カローラ36万キロ君の中で、音楽を聴いたり、本を読んだり、少しだけ居眠りをしたり、

のんびりと親父の診察の終了を待ちました。

車の窓を開け放したままにしておくと、

初夏の日差しと風が入ってきました。

昨日のどたばたによる気持ちの疲れも少し和らぎました。

 

 

久々にアイポッドで「春の祭典」を聴きましたが、

これまで気がつかなかったオーケストレーションとその音色を発見しました。

作曲者、ストラヴィンスキーの仕掛けたトラップは、まだまだ隠れていそうです。

 

森博嗣の「ZOKU」という奇妙な小説を読んでいるのですが、

最終章で、命名だけでも声を出して笑ってしまうような、

奇妙なコンセプトに出会いました。

ネタばれになりますので、ぼかして書きますが、

この「ZOKU」という作品、その名もZOKUという悪の組織が、

暴走族ならぬ暴〇族という悪さを展開するという話です。

そして最終章に出てきた、一番冴えない暴〇族、

ホンマに笑わせてもらいました。

 

大分、気分も楽になり、3時から歌の練習もできました。

明日は、オンライン授業のための講義動画の撮影のために、大学に行きます。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

親父の自殺未遂

飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

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スミマセン、ちょっとセンセーショナルなタイトルで。

でも嘘ではありません。

今日、僕は、僕の父親(89歳)の自殺未遂の現場に立ち会ってしまいました。

あまりにも奇妙な経験?なので、

僕自身の主観は交えずに、客観的な事実と思われることだけを記しておきます。

 

午前11時ごろ、親父から電話があり、夕方に来てほしいとのこと。

僕は夕方に出かけるのが嫌だったので、

12時半くらいに電話をし、今から向かうといって、電話を切りました。

 

親父が一人暮らしをしているアパートの駐車場で車の向きを変えていると、

親父の車の中に親父が小さな包丁をもって座っており、

自分の腹に包丁を刺そうとしましたので、

すぐに駆け寄り、制止しました。

 

親父が体のあちこちがしんどいというので、救急車を呼びました。

僕としては、この異常な事態には、誰か第三者がいるべきであろうと考えたうえでの判断です。

15分ほどで、救急車が到着、救急隊員の方、3名が対応してくださいました。

 

ただし、救急隊員のお一人による親父への聞き取りの結果、

急病ないしは、負傷ということでの搬送は無理とのことでした。

僕は、別の救急隊員の方に包丁を見せて、自殺未遂の件を話したところ、

これは、警察に連絡すべき事案であるとの判断をいただき、

警察に連絡していただけました。

 

8名の警官がやってきて、親父や僕に対する事情の聞き取りを行っていただきました。

朝から小水が出ないことを訴えていた親父が、

自室のトイレに行かしてほしいといい、

僕ともう一人の警官の方が付き添いながら部屋に戻ります。

 

たしか少し僕が部屋から離れた、二度目のトイレ行きの際、

見守っておられた一人の警官が、親父が包丁をもってトイレに入ったことを伝えてきましたので、

トイレの外から出てくるように怒鳴りました。

出てきた親父は、バスタオルを手にしていましたが、

その中には文化包丁が隠されていました。

 

この騒ぎの後、さらに事情の聞き取りが続き、

その間に、部屋の中にある凶器になる可能性のある刃物をすべて探し出しました。

 

しばらくは、親父が服用している薬について、

高齢者の絡む事案を専門に扱う警官が事情を聴取されました。

 

必要な薬がある程度は確保されていることが確認され、

他者への傷害事案ではないことから、

僕がしばらくは様子を見るということで、

今後のことについてもアドバイスをいただいたうえで、

警官の皆さんは、戻られました。

 

処方されている睡眠導入剤を服用し、

ベッドに横になった親父の横で、

どうしたものかと思案しながら、

少し落ち着いているように見えたので、

飲料を購入するために少し外出しました。

 

戻ってから、親父に自動車のキーを預かることを告げ、

自力では外食に出かけれらなくなった親父の夕飯の買い出しのリクエストを聞き、

少し長めに出かけました。

 

セブンイレブンでカレー弁当を購入し、

親父の部屋に戻ってみると、

のんきにゴルフ中継を見ています。

明日、心療内科の先生のところに同行することを告げ、

家に戻りました。

 

少しだけ、主観的な感想を。

 

親父の自殺未遂には、茶番の可能性もあります。

本人は精神が錯乱したかのような言動を口にしますが、

しかしその行動は、精神的な疾病の当事者のものではないように思えてなりません。

 

またしばらくは、振り回されることになりそうです。

はっきり言って、鬱陶しいです。

嫌です、思い切り。

実の父親に対してこう言い切ってしまう僕の精神状態にも問題はありそうですが、

しかし僕は偽善者ぶって僕自身に過剰なストレスをかけたくはない。

肉親の感情なんて、これっぽっちもありません。

 

さすがに今日は、歌の練習をする気にはなれません。

 

いつもの気合のあいさつも短めにします。

断酒ライフ、絶対継続。

 

 

久々の二度寝

飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

本日もリスボンの、これはこれで体調ネタ・ノープランブログ、ご訪問ありがとうございます。

 

今朝最初の目覚めは、3時40分でした。

夜明けが早くなってきている今日この頃ですが、

さすがに3時40分では、外は真っ暗。

このまま起床して、ピアノの練習を始めるという選択肢もありましたが、

トイレだけ済ませて、

久しぶりに二度寝をすることにしました。

 

なぜこんなに早くに目が覚めたかというと、

昨晩、11時前には寝てしまったからでしょう。

昨晩は、僕のように働いているのかどうかわからん毎日を送っている不届き者でも、

やはり、1週間の疲れがたまっていたようで、

夕食を済ませた時点から、半分くらい寝てました。

 

3時40分に二度寝を開始し、次に目を覚ましたのは、6時20分。

僕としては、かなり長時間にわたる、充実した二度寝でした。

さすがに三度寝はありませんで、少しだけ文庫本を読み進めて、

いつものように着替えてから朝練を始めました。

 

もうほとんど思い出すことはありませんが、

飲酒者だった頃は、どよ~んとした二度寝をよくしてましたね。

一度目は、まだ酔っぱらっているような意識の混濁状態の中で目を覚まし、

どす黒い二度寝を済ませた二度目の目覚めの時には、

一応は意識の混濁は解消したような気になっていました。

でも、今思えば、一日中、脳みそ全体が濃霧に覆われていたような状態でしたので、

意識がはっきりしたといっても、錯覚だったんでしょうね。

 

僕の平均的な睡眠時間は、5時間ほどです。

少し短めですが、しかし、毎日のようにすっと眠りに入り、

そしてぱっと目が覚める、

多分、問題ないでしょう。

 

就寝時と目ざまの際のさわやかさ、

これも断酒ライフの目立たない、とても充実したお土産だと思います。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

 

この国で僕たちはバカになる・・・

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緊急事態宣言、延長決定。

でも、2020 Tokyo の中止はおろか、延期の可能性についても考えない。

このちぐはぐな国政運営、どう理解したらいいんですか。

 

北朝鮮は、社会実験の限界を探るかのような監視体制を築き上げたことによって、

誰も本心を言えない、究極の独裁体制を築き上げました。

国を挙げて、歴史や社会学、あるいは政治学等の、全ての人文科学にとって、

格好の実験データを提供してくれてます。

 

しかしこの国では、そこまでひどい監視体制も、独裁体制もまだ確立はしていません。

にもかかわらず、人びとの声が政治運営に届かない。

 

僕は最近のNHKの報道姿勢にも怒りを感じています。

というのも、パラ・アスリートたちの声を意図的に編集することによって、

2020 Tokyo の歴史的な犯罪性や愚かしさから人びとの目を欺いているからです。

24時間テレビで非難されている、障害者をネタにした感動ポルノよりも悪質でしょう。

 

政治家が馬鹿なだけではなく、メディアも腰が砕けている。

2020 Tokyo の愚かしさを暴き出すことに期待がもてるかもしれないのは、

全てをホンマの損得勘定で判断する、産業界かもしれません。

犯罪的なまでに愚かしいイベントのスポンサーを務めることのイメージダウンを、

日本のトップビジネスマンたちがどのように判断するのか。

 

僕たちは、一人ひとりは小さくとも、声を上げ続けるしかありません。

メディアがこんじょレスになってしまいつつある中で、

僕たちがメディアと同様の馬鹿になり下がってしまっては、

世界市民に申し訳が立たない。

日本のためではなく、世界のために声を上げ続ける必要があるようです。

そのためにも、オリンピックにディスタンスを保ちながら、生き延びましょう。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。

これも一つの人生の区切り?

飲酒歴40年、断酒歴5年と4カ月、不良初期高齢者、リスボン、レベル62。

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本日は朝から銀行に行ってまいりました。

住宅ローンの繰り上げ返済手続きのためです。

本日、契約を終え、週明けには決済が済むということで、

今住んでいる草庵とその地面は、

名実ともに僕たちのものになります。

 

ファイナンシャルプランナーの視点からすれば、

もっと早い段階で繰り上げ返済に着手すべきだったんでしょうが、

いつどんな時にまとまったお金が必要になるかわからないという観点から、

確実な返済が可能になるまで、待っていました。

 

代々受け継いできた不動産に縁のない、僕たちのような平凡な務め人にとっては、

住宅ローンを組んで家を建て、

こどもを育てて、大学までは何とかやり、

そして住宅ローンを完済する、

こんなところが人生双六の大きな章立てかもしれません。

今日の手続きで僕もこの双六の新たなステージに入ったということでしょう。

 

もちろん、特別な感慨もありません。

でもとりあえず、雨風をしのぐこと為の、僕自身の持ち物が確保されたことは、

間違いないことのようです。

 

僕はこれまで、人生を壊しかけたことが2度あります。

一度目は、解雇の危機、

そして二度目は、肝硬変ならびにアルコール使用障害の発症です。

どうやらどちらも乗り切れたようです。

もしかするとムチャクチャ、ラッキーな人生だったのかもしれません。

 

ラッキーついで、もう何十年か、生き延びてみます。

 

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで、

LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。