僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

プライベートと仕事

台風一過の澄んだ青空を見上げながらもアル症です、肝硬変です、うぜぇおっさんです、リスボンです。
57歳。

本日もリスボンの、世間知らず・自分勝手・ノープラン・ブログ、ご訪問、ありがとうございます。

一般の社会人は、1日の時間の過ごし方の中で、
就業時間が何時から何時までで、計何時間、と決まっていると思います。

ところが僕たち、大学に籍を置く研究者の場合、プライベートと仕事時間の区別がはっきりしないことが多いんです。

僕たちの仕事の中ではっきりと勤務中であることが誰の目にも明らかであるのは、

講義を始めとする授業中、
授業準備や採点、授業に関する学生対応等の授業に関わる時間、
打ち合わせも含めた各種会議、
そして学生募集を中心とした各種の業務時間

等々でしょう。

あと僕たちの仕事と言いますと、

広い意味での授業の準備にも含まれますし、
大学の知名度向上に貢献するということもあります、
そして僕たちのレゾン・デートルそのものでもあるところの、

研究活動、ということになります。

でもこの研究活動というやつも、
傍目に明らかに研究活動だよね、というのがわかりやすい活動と、
それって、プライベート・タイムの遊びと変わんねーじゃねーか、と突っ込まれそうな微妙な活動に、
分かれます。

僕の場合、圧倒的に後者が多いんですよ。

前者の研究となると、文献研究ということになりますが、これは密室の作業ですから、その中身は、同業者以外にはわかりにくいものです。

そして僕にとって知的障害と共に育っているこどもたちにとって、ものつくりを中心としたアート活動がどんな意味や意義を持つのかということが、大きな研究テーマになりますので、
どうしてもこどもたちと一緒に過ごす時間が多くなります。
しかもその場での僕は、これは僕の研究スタイルにも関わりますが、
はっきり言います、こどもたちと一緒になって遊んでいるだけ(に見えます)。

仕事と称してこどもたちと無邪気に遊んでいる、ほとんど、世間を欺くかのような業務に見えますよね。

もちろん、そういった活動は、他の活動、
例えば文献の確認、研究会への参加等を通して、
最終的には研究論文という形で社会的な産物としてのフィニッシュを迎えます。

しかしこのフィニッシュ、そんなに量産できるものではないんですよね。

そんなこともあって、家族からも遊んでいるように見えるリスボンくんの活動、
なかなか理解してもらえない部分があります。
家族からも、特に連れ合いさんからは、あまり理解してもらっていないような気がします。

自分から積極的に話せばいいじゃん、ということかもしれませんが、あまり話さずに来てしまったんですね。

僕自身の無責任もあるのですが、このあたりのわかってもらえなさが、僕のアル症生活の出発点の一つだったかもしれません。

また、考えてみたいと思います。

みなさん、そして僕も、今日も(明日も)ご機嫌さんで
LWOA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。