僕のワンノートサンバ

断酒ライフを送る元大学教師にしてジャズ・ピアニスト、ヴォーカリスト

無響室

飲酒歴40年、断酒歴2年と少し、厚かましく元気です、リスボン、59歳。

本日もリスボンの、まだまだ伸び盛り・ノープラン・ブログ、ご訪問ありがとうございます。


一昨日、昨日、今日の大雪には苦しめられてます、ハイ。

今日なんか2回も雪道で車がスタックしました。

午前中の1回目は、絶妙のテクニックで自力脱出!

しかしその絶妙のテクニック?が伏線となり、
2回目の夕刻のスタックは自力更生不能となり、

結局、JAFに救出してもらいました。


スンマセン、もう根拠のない自信は捨てます。



自信過剰を反省したことで、また成長しました。ってか。


いやいや、今日の話はそのことではありませんで、
また、一昨日のことです。

弟のアパートの引き渡しを済ませたのち、
せっかく東京に出てきたということで、
展覧会をいくつか回ることにしました。

で、一昨日、訪れたのが、東京オペラシティー内の、NTT ICC(インター・コミュニケーション・センター)で開催されている、
「未来の創造」と銘打たれた、日本の若手メディア・アーティストの作品を集めた展覧会です。

基本的に無料ですが、
坂本龍一(もちろん、若手ではありませんよ)のサウンドインスタレーションだけは有料です。

でも、なかなか見ごたえ、或いは聴きごたえ、もっと言えば体験しごたえのある展覧会でした。

中でも、主に自然音を特殊なマイクで録音し、
そのサウンドコラージュを完全な無響室で聴いてもらうというインスタレーション

結構、目から鱗(この場合は耳から鱗かな)の体験をさせてもらいました。


このインスタレーション、1回に体験できるのは、一人きりです。

一人きりで、完全に外界から遮断された無響室に入り、
サウンド・コラージュの中に身を任せます。


無響室の中で音を聴くと、
音が体の外側から響いてくるというよりも、

体の内部で音が鳴っているような感覚になります。

普段、サウンドやノイズの洪水の中に身をさらしていると、
なかなか気が付きにくい、音の本質みたいなものがたちあらわれてくる、
体そのものが発音体になるような、

それはそれは、新鮮な体験でした。


今年、還暦を迎えますが、
まだまだ知らない経験がいっぱいあります。

貪欲に吸収していきます。

この貪欲さは、若い衆には絶対に負けへんで!


そしてそのためにはいつものように

皆さんも僕も、今日も明日も、厚かましくも謙虚にかつご機嫌さんで
LWoA Life Without Alcohol 断酒ライフ、継続していきましょう。